本文へ移動

お知らせ

朝田康禎准教授 朝田康禎准教授

景観保全活動の事務局の方から説明を受けるゼミ生(日本最古の小学校跡を視察) 景観保全活動の事務局の方から説明を受けるゼミ生(日本最古の小学校跡を視察)

地域に飛び込んで

多様な立場の意見を聞き、

まちづくりの実際を探る。

◆朝田 康禎准教授

ゼミとして取り組んでいるテーマは、地域における住民や企業が地域づくりにどのように関わっているかということです。地域における活動の主体は住民、企業、行政、NPOなど多岐にわたります。まちづくりに関しては、書籍やニュースで多くの情報が伝えられていますが、活動の実態がなかなか見えてこないものです。そこでゼミでは、実際にまちづくりのヒアリング調査を実施します。一昨年度、昨年度のゼミでは、地域における地域づくり(まちづくり)の実態を知るため、京都市の祇園近郊で景観保全活動を行うグループへヒアリング調査を行いました。活動している人達に直接話を聞くことによって、その面白さや苦労を実感できることはもちろん、これからの社会を担っていく学生たちがまちづくりの実際を知ることにより、自分たちがいかに関わるべきかを理解できる点に大きな意義があります。調査後、別の地域のまちづくりの活動に自ら参加する学生もいました。

こうした現地でのヒアリング調査を通じて、学生たちは調査方法を修得できるだけでなく、実にさまざまな力を身につけています。住民だけでなく、企業や経済団体、行政などさまざまな団体に調査を行う中、多様な立場の意見を聞くことの重要性を理解するでしょう。その結果、キャンパスだけでは得難い、世代を超えたコミュニケーション術を体得できます、また、調査内容をレポートにまとめ、プレゼンテーションを行う中で伝え方や自己アピールの方法も学んでいます。そして私のゼミでの活動を通じて、受け身ではなく、何事にも関心を持って参加することで、自分の疑問や関心を深めて学ぶ面白さを実感してほしいと思います。

お知らせ一覧へ