経済学部
『教員に見る、摂南大学経済学部の学び』VOL.15 平尾ゼミ
一粒で二度おいしい!
「社会」と「自分」の両面から、
キャリアについて考える。
◆平尾 智隆准教授
私のゼミのテーマは「キャリアの経済学」です。キャリア、すなわち個人の人生を経済学的に考える取り組みは、自分の就職活動や将来の仕事が研究テーマになりえます。一方で、古今東西を問わず、キャリア形成は、人が社会で生きていく上で避けて通れない実践的課題です。不確実性の高いこれからの社会の中で「どう生きるか」は個人的に重要な意味を持つだけでなく、社会全体としても考えなければならない問題でもあります。このゼミでの学習は、自分自身の就職活動やキャリア形成を考える機会になるとともに、社会の問題として人材育成についても学ぶことができます。ある意味、“一粒で二度おいしい”というのが魅力といえます。また、百聞は一見に如かずで、学外で会社・工場見学を実施するほか、企業人事部の方を招いた講演会なども企画し、キャリア形成を多様な方法で学んでいます。
キャリアを語る上で、私からみなさんに強く伝えたいことは、新卒の就職活動は、その時期がわかっているという点からも、“人生最大のチャンス”だということです。一般的な労働市場ではいつ求人が出るのか、わからないのが常です。明日チャンスがめぐってくるかもしれないし、5年経ってもチャンスにめぐり会えないかもしれない、深い霧の中を進むことになります。すなわち、大学4年次に人生最大のチャンスがやってくるのかがわかっているなら、逆算してそれに備えておくことが合理的といえるでしょう。進学を決意し、入学した瞬間から将来の自分をイメージし、“人生最大のチャンス”に備えて大学生活を過ごしてほしいと思います。