経済学部
『教員に見る、摂南大学経済学部の学び』VOL.10 羅ゼミ
国際金融論を学ぶことは、
ビジネスに活きる
多くの力を磨くチャンスになる。
◆羅 鵬飛講師
私の専門は、国際金融論です。ゼミでは国際金融の諸問題を中心に、各自が興味を持つテーマを探究しています。この十数年、世界経済はリーマンショックを皮切りに、中国の経済成長の鈍化、そして今年の新型コロナウイルスの流行など、さまざまな危機に直面しています。こうした経済危機によって引き起こされたグローバル経済・金融市場の変化や、日本企業の海外進出などの諸問題を意識しながら、日本経済とグローバル経済に自分なりの理解力を身につけることが、私のゼミの目標です。みなさんもニュースなどでよく耳にするよう、近年はイギリスのEU脱退や米中貿易摩擦などによって国際経済の環境も大きく変化しています。このゼミで勉強した国際金融・経済の知識を活かし、卒業後は企業が直面するグローバル投資・資本移動の問題解決に貢献してくれることを期待しています。
そのためにも、統計学のデータ分析手法を修得し、企業での即戦力を磨いてもらうことも私のゼミの役割です。統計学とともに、理論に裏づけられた経済学的な考え方を学習し、それを実践するべく、自ら問題を発見し、問題解決にも挑戦してもらいます。社会人として問題発見・解決する「思考力」、そして、経済学・統計学を活かす「即戦力」が身につくでしょう。また、日本企業が積極的に海外に進出する中、「英語力」や「コミュニケーション力」は、現代のビジネスに不可欠であることは言うまでもありません。私のゼミで国際金融論を学ぶと、これらのすべてを自分のものにできるチャンスがあります。卒業後のキャリアプランも考えながら、このゼミを存分に活用してもらいたいと思います。