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お知らせ

選択のジレンマを経験 選択のジレンマを経験

カードゲームを体験① カードゲームを体験①

カードゲームを体験② カードゲームを体験②

 12月1日、本学寝屋川キャンパスで「仙台高校SDGs研修@摂南大学(主催:教育イノベーションセンター)」を開催し、仙台市立仙台高等学校2年7組の生徒さん34人が受講しました。今回の研修は、SDGs活動を推進している仙台高校が、本学のSDGsに関する取り組みを本学ホームページ等で知り、研修旅行の一環として研修の実施の依頼をいただき、実現しました。

 伊藤教務部長によるオリエンテーションでは、本学におけるSDGs活動をはじめ、アクティブ・ラーニング型学修を中心とした教育の特徴を紹介しました。水野講師(教育イノベーションセンター)による第1セッション「SDGsへの理解:ウォーミングアップ・ディスカッション」では、「選択のジレンマ」をテーマに、グループディスカッションを行いました。具体的な事例から、どちらの選択肢を選んでも何らかの不利益があり、決めきれない葛藤の状態になるという経験をしました。大塚教授(薬学部)による第2セッション「SDGsの体験:SDGsカードゲーム」では、与えられた予算と時間を使ってプロジェクト活動を行い、ゴールを達成するカードゲーム「2030 SDGs」を体験しました。ゲームを通して、世界でSDGsを必要としている意味、SDGsが与える変化や可能性、また、世界には多様な価値観があることを学びました。最後に、石井教授(教育イノベーションセンター長)によるふりかえりでは、国連本部におけるSDGsの様子を写真を交えて紹介するとともに、「個人が抱えた問題は、社会全体、世界の問題である。一人ひとりができること、そしてその力を集めて、社会に貢献できることがこれからの世界の課題である」ことを確認しました。

 生徒さんからは「どの問題もジレンマがあり、難しかったが、周りと意見交換することで、様々な考えがあることを知り、思考を深めることができた。」「カードゲームの前半は、自分の利益だけを考え活動していたが、後半では経済・環境・社会のバランスを考えながら、自分がどう動いたら、世界が良くなり、かつ自分の目標を達成できるのかを考えるようになった。」といった感想が聞かれました。

 仙台高校2年7組のみなさん、研修お疲れ様でした。今回の研修旅行での学びを、日々の生活や学校での勉学に活かし、高校生活を謳歌してください。

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