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摂南大学寝屋川校地東グラウンド新設工事に密着!!(第八弾 後編)
2021年1月22日
作成 摂南大学文化会写真部
摂南大学寝屋川校地東グラウンド新設工事に密着!!(第八弾 後編)
後編では、東グラウンドおよび部室棟2の全体像を紹介します。前編をご覧でない方は、前編も是非チェックしてみてください。
部室棟2は充実した換気設備を備えています。写真④は男子更衣室を撮影したものです。シャワールームに湿気がこもらないように、各ブースから排気し、その分の空気がドアのガラリ(格子状のすきま)から入ってくることで換気される仕組みです。さらに、多くの人が一斉に利用するミーティングルームは、換気設備として全熱交換器が設置されました。室内に人がいるとき、外気温との差がどれだけ大きくても、換気は必ず必要になります。特に冬に窓を開けて換気すると、部屋が寒くなってしまいます。しかし、この設備は、外気を直接取り込むのではなく、排気から熱と温度を交換回収して、室内と同条件にしてから取り込みます。外気温の影響を緩和した省エネ換気が可能となります。
写真⑤の電光掲示板は、掲示板本体からだけでなく、観覧席、1階事務室からも操作することができ、ラグビーをはじめとするさまざまな競技種目に対応可能です。オリジナルのチーム名を表示することもできます。他大学との練習試合や、日々の練習の中で紅白戦を行うときなどに、活用できます。
最後に、グラウンド全体を眺めてみましょう。写真⑥は2019年12月の様子と、2020年12月の様子を、対面に位置する1号館から撮影したものになります。更地だった場所に、充実した設備を備えたグラウンドができました。グラウンドは30cm程度の高低差があり、水はけも考慮されています。敷地の地下には、排水設備として雨水貯蓄槽などがあります。中央の摂南大学のシンボルマークや、白いラインなどは、手作業によって芝の塗装を差し替えたものであり、細かいところまで人の手が入っています。高さ14.9m(校舎側25m)の防球ネットも設置され、勢いよくボールを蹴っても、余程のことがない限りネット外に出ることはないでしょう。特徴的な屋根と外壁を持つ部室棟2は、グラウンドからのアクセスも良く、観覧席からの眺めも最高です。
2019年12月から1年間、計8回にわたって工事の様子を紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか?何か新しい発見がありましたか?
最後になりますが、インタビューにご協力いただいた清水建設株式会社の皆さまをはじめ、工事関係者、大学関係者の方々、そして、密着取材レポートをご覧の皆さま、1年間ありがとうございました。
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