【PBL「地域と多文化共生」プロジェクト】インドネシアEPA看護師・介護福祉士候補者とオンライン交流会を行いました
6月8日、PBL「地域と多文化共生」プロジェクトでは、一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)関西研修センターの経済連携協定(EPA)に基づくインドネシア人看護師・介護福祉士候補者に対する日本語研修事業によって来日したEPA看護師・介護福祉士候補者とオンライン交流会を行いました。
今回、交流したのは、日本とインドネシア間の経済連携協定(EPA)に基づき、昨年12月に来日し、AOTS関西研修センターで研修中のインドネシアEPA看護師・介護福祉士候補者の方々です。研修では、日本の病院や介護施設における就労を円滑に行うための日本語によるコミュニケーション能力、専門知識、職場での心構え等を6か月間にわたって集中的に学ばれています。
オンライン交流会では、まず関西研修センターのスタッフから、AOTSの取り組みについて説明を頂きました。日本の病院や介護施設で海外の方が就労されていることを初めて知った学生もおり、日本の多文化共生の現状について理解を深めることができました。
その後、グループに分かれて、交流会を行いました。簡単な自己紹介の後、日本に来たきっかけ、日本に来て驚いたこと、研修を通して苦労をされた点、コロナ禍での過ごし方、語学学習などについて活発に意見交換をすることができました。
オンライン交流会後、候補者の方からは「コロナ禍のため、日本に来ても、なかなか日本人と話す機会がないので、今日はとても楽しかった。今後も交流を続けたい」と感想を頂きました。また、学生からは「候補者の方が、介護の現場で、高齢者の方が言っていることが聞き取ることが難しいと言われたのが印象的でした。言語だけではなく、高齢者の方の性格や文化の違いも理解することが必要だと感じました。仕事では、言語だけでなく、文化の違いの問題が大きいと思うので、その問題をどう解決をしていくのかが重要だと感じました」との感想がありました。
今後も「地域と多文化共生」プロジェクトでは、日本社会における多文化共生の現状や課題について調査を進めつつ、多文化共生推進に向けた活動を実施していく予定です。