国際学部
「第2回世界を知るウェビナー」を開催しました。
摂南大学外国語学部では、コロナウイルス感染拡大によって海外渡航が
出来なくても、海外の「いま」に触れる機会として連続オンラインセミ
ナー「世界を知るウェビナー」を実施しています。主にアジア地域で
活動している国際NGO団体パルシックの方に、現地発の最新の社会事情
などについてオンラインで話して頂く企画で、本年度中に4回の開催を
予定しています。
第2回の「世界を知るウェビナー」は7月8日(木曜日)に開催しました。
今回はパルシックのマレーシアでの活動をお聞きしました。長く現地で
の活動に関わってこられた大塚照代さんに多民族社会マレーシアの成り
立ちや、支援活動の内容について話して頂きました。セミナーには外国
語学部の学生約60名が参加登録して、そのうち半数弱が同時双方向で
参加して、それ以外の人は録画を視聴する形をとりました。
お話は写真だけでなく、現地で催行しているプログラムのために作成した
動画資料なども用いて進められました。動画は英語やマレー語による説明
であったため、参加者も期せずして多民族社会マレーシアの特徴を垣間見
ることが出来たようです。また、マングローブを使った食品が開発されて
いることなど、新鮮な驚きを覚えながらお話を伺うことができました。
大塚さんのお話の後、学生からも積極的に質問が出されて、そのやりとり
を通じてさらにお話の理解が進んだように思いました。
事後アンケートにおいて、学生からは「PIFWANITAの女性達の活動内容で
お茶を採取したりするのをみて、マングローブ茶というものを聞いたこと
があるから面白かった」「支援活動をする側から一方的に提供するのでは
なく、協力して活動することが重要であると理解した」などのコメントが
あり、国際協力の最前線について有意義な学びが得られました。
コロナ禍のなかで外国語学部が企画した「世界を知るウェビナー」は、2021
年度中に四回の開催を予定しています。前期はインドネシアとマレーシアに
ついて学ぶことが出来ました。後期にも二回の開催を予定しています。コロ
ナ禍で海外に行くことは出来ませんが、オンライン講義などは知見を広げる
好機になり得ます。後期に開催される「世界を知るウェビナー」においても、
今まで知らなかった世界のさまざまなことを知る機会になればと思います。
関連動画
https://www.setsunan.ac.jp/~kokusai/foreignstudies/topics/detail.php?id=378
外国語学部事務室