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お知らせ

コーヒーフィルタを使って葉緑体を抽出 コーヒーフィルタを使って葉緑体を抽出

葉緑体を顕微鏡で観察 葉緑体を顕微鏡で観察

葉緑体が何色の光を使って光合成するかを分光器で確認 葉緑体が何色の光を使って光合成するかを分光器で確認

 生命科学科は8月3日、寝屋川キャンパス生命科学実習室で今年度第1回目の「交野市中学生理科セミナー」を開催しました。このセミナーは、交野市教育委員会との協働事業で教員と理科教諭を目指す学生らが、中学生に理科や化学の楽しさを感じてもらいたいと交野市在住の中学生を対象に行う実験教室です。当日は26人が参加しました。3密を避けるために12班に分かれ、本学大学院生と学生ら16人が講義や実験のサポートを行いました。
 

 「葉緑体の性質を調べよう」をテーマに実験では、すり鉢やエタノール、コーヒーフィルタを使ってほうれん草に含まれる葉緑体を抽出しプレパラートを作り、顕微鏡で葉緑体の様子を観察。また、ペーパークロマトグラフィーで、葉緑体が黄色と緑色で構成されていることを確認しました。そして、はさみで切った画用紙と回折格子シートで分光器を作り、葉緑体が赤・青・紫の色を使って光合成をしている事などを学びました。


 最後に、葉緑体の応用的研究として、同学科の共生機能材料学研究室が住環境デザイン学科と共同で行っている「光合成建築」を紹介。葉緑体が光合成によって発電する仕組みや、それを建築に組み込むことで、建築の際、破棄される葉っぱを地球にやさしい再生可能エネルギーとして活用できることを伝えました。


 参加した生徒からは、「本格的な実験機材が使えて嬉しい」「実験することが好きなのでいい経験になった」「また参加したい」といった声が上がり、セミナーは好評のうちに終了しました。

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