経済学部
国際貿易を体感‼ 国際経済実践演習を実施しました。
経済学部では例年、夏季休暇中に国際経済実践演習(担当:田中鉄二講師)として、オーストラリアのニューイングランド大学において経済学と英語を学習し、和牛農家を視察するなどして国際貿易を体感する海外研修を実施しています。しかし、今年はコロナ禍により、海外へ渡航できないため、国際社会で活躍されているゲスト講師によるオンライン講義と京阪神へのフィールドワークを行いました。
まず、ロンドンで働く丸紅欧州会社の松原弘行氏と、本学経済学部で研究助手を行っているルーマニア出身のイグナット・アナマリア氏によるオンライン講義を学生は受講しました。そして、神戸市内の「北野異人館」、「華僑歴史博物館」、「神戸市立博物館」、「人と未来防災センター」、「JICA関西」を訪問し、国際貿易や国際関係について理解を深めました。
例えば、JICA関西では実際にアフリカのマラウイで地質調査した経験のある方のお話を伺いました。日本政府がどのようにアフリカ諸国に貢献しているか、どのようにしてJICAのメンバーになることが出来るか、どのようなトレーニングを積んで現地に派遣されるかなど様々な事を知ることができました。また、SDGsの体験ができるスペースがあり、どの国が各目標をどの程度達成しているか一目で分かるシステムを見学したり、途上国の伝統的な衣装などを見て、途上国の文化も学ぶことが出来ました。また、華僑歴史博物館には関西地域の華僑の歴史だけでなく、世界の華僑の歴史が学べる展示物が多くあり、その規模や変遷などを学びました。なぜ、中華街が観光地としての機能を果たすようになったかなど、興味深い歴史を学ぶことができました。