経済学部
田井ゼミが堺市南区「お助けバス」調査活動の報告会を実施しました
田井ゼミでは、衰退する地域とコロナ禍において激減する顧客の観光バス運行業者の課題対策について取り組んでいます。
大阪府下の泉北ニュータウンの御池台地区では、大規模店の出店により地域単位で設定されたショッピングセンター(以下「SC」という。)が廃業の状況にあります。さらに、車の運転ができない高齢者が日常の飲食などの買い物を依存していたSCの相次ぐ廃業によって「買い物難民」化しつつあります。
一方、コロナ罹患対策で激減した旅行客の観光事業の民間バス運行会社が、御池台自治会から大規模店舗等への直行バス運転事業の依頼を受け、通称「お助けバス」と呼ばれる事業を開始しました。そこで、学生らは、昨年11月~12月に御池台自治会館周辺、泉北高速鉄道「栂・美木多駅」周辺等で利用者の動向調査を実施しました。そして今年9月8日に堺市御池台自治体の方々に対し、これら調査活動をまとめた報告会を開催しました。
報告会では、三密を避けるため、発表者の学生以外の方々はZOOMによるオンラインで開催。学生らは、買い物難民や観光バスの顧客激減などの地域課題に触れ対策を考察したほか、遠隔ソフトのZOOMを利活用し、地域の自治会長や会社社長及び参加住民と議論を交わしました。