国際学部
韓国大衆文化ジャーナリスト古家正亨さんのゲスト講義が実現しました!
森ゼミでは、9月21日(火)3限に古家正亨さんをお招きしてゲスト講義を行いました。
古家正亨さんは、韓国大衆文化ジャーナリスト、ラジオDJ、テレビVJ、日韓イベントMCなど多彩な顔をお持ちで、特に、K-POPやドラマを始めとした韓国エンターテイメントの評論家・紹介者として有名です。韓国観光名誉広報大使、オールドハウス株式会社代表取締役、帝塚山学院大学客員教授等を兼任されています。
古家さんは90年代から韓国ポップカルチャーに関わってこられました。2003年以降の『冬ソナ』ブームからペ・ヨンジュンさんのイベントMCを務められ、最近もK-POPをテーマにしたテレビ番組やアイドルオーディション番組、ファンミーティングなどで数多くのMCをなさっていますので、ご存じの方も多いと思います。2009年には、日本でのK-POP紹介活動が韓国政府から認められ「韓国政府褒章文化体育観光部長官褒章」を受賞されました。
現在、森ゼミの3年生は「韓国ポップカルチャーの社会学―K-POP、アイドルを中心に」というテーマで共同研究を行っています。K-POPの歴史的な展開やファンダム、メディア論などを切り口に多角的に調査を進めています。今回のゲスト講義は、ゼミ生がぜひ古家さんをゲストにお招きし学びたいと熱意をもって交渉し、その結果実現しました。新型コロナウイルス感染症の影響により対面講義が叶わなかったため、オンライン会議方式(Zoom)となりました。
当日の講義では、古家さんにゼミ生7人と対話していただきながら、K-POPはもちろんのこと、比較文化論や韓国社会論、ひいては東アジア(日中韓)の今後のポップカルチャーの行方に至るまで話題が展開しました。モデレーターもすべてゼミ生が務めました。
ゼミ生からは、防弾少年団(バンタンソニョンダン/BTS)はもちろんのこと、ENHYPEN(エンハイフン)やSEVENTEEN(セブンティーン)、IZ*ONE(アイズワン)、ASTRO(アストロ)、EXO(エクソ)、SHINee(シャイニー)など次々と具体的なグループ名が飛び出し、ファンダムやオーディション番組の変遷などを含めて多くの質問が古屋さんへ投げかけられました。古家さんはその一つ一つに丁寧に答えてくださいました。ゼミ生があまり意識していなかった日韓文化比較の視点と解釈、K-POPグループが持つ社会的影響などについて、ご自身の経験を交えて具体的に分かりやすくお話ししてくださり、ゼミ生も大変満足したようでした。
また、古家さんが韓国と関りを持った原点や、対人コミュニケーション上での心構えについても教えてくださり、ゼミ生はもちろんのこと、ゼミ教員である森も古家さんから多くを学ばせていただきました。ゼミ生は、ゲスト講義後も興奮冷めやらぬ感じで、今回の内容を今後の研究にきちんと生かしていきたいと意気込んでいました。
お忙しい中、特別にゲストスピーカーに応じてくださった古家さんに、この場を借りて心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
(森類臣 特任准教授)
(写真説明)
【上段】左:齋藤穂香さん 中央:森類臣 右:松村春さん
【中断】左:中西優月さん 中央:藤本葵さん 右:大谷かずよさん
【下段】左:古家正亨さん(ゲスト講師) 中央:頓田遥さん 右:浦上ももさん