本文へ移動

お知らせ

経済学部 2年次 窪田 湧

【はじめに】
私は、8月15日~21日までの7日間、国際経済実践演習「カンボジアSDGs研修」に参加させていただきました。研修期間中は、全国各地から集まった日本人学生と、王立プノンペン大学をはじめとした日本語を学ぶカンボジア学生が混合グループとなってディスカッションを行い、異国間交流を深めていきました。
また、今回の研修ではZoomを活用し、カンボジア学生や社会起業家の方々とのコミュニケーションを通じて、カンボジアが現在抱えている社会問題を学びながら、その問題を解決するための取り組み事例を教えていただきました。カンボジアの社会起業家の中には、銃弾を使用したジュエリーを作成している方や、バリアフリーの普及を目指し、障がい者支援をすすめている方がいました。
  
【社会問題の例】
この研修を受けて、私が特に危機感を感じたカンボジアの社会問題は教育に関する課題です。カンボジアでは教育制度が確立しておらず、教師や学習教材の不足や勉強時間の確保が困難になっているのが現状です。加えて、新型コロナウイルスの感染拡大に伴いカンボジアではすべての学校が閉鎖しているが、2020年9月時点で80%以上の学生がスマートフォンやタブレット等を所持しておらず、インターネット環境が整っていないためオンライン授業に参加できていないと聞きました。
 
【今回の研修で個人的に興味を持った社会課題】
SDGs番号6:安全な水とトイレを世界中に
カンボジア人の約77%は農村部に住んでおり、安全な水や衛生設備へのアクセスが不十分であるとされています。その人数にして300万人以上が安全な水を利用できず、500万人が深刻な衛生状態を改善できていません。日本のように直接水道から水を飲むことはできず、農村部ではアルコール消毒や手洗いの習慣が身についていないため、今回の新型コロナウイルスといった感染症に対応できない場合があります。カンボジアを含めた開発途上国に安全な水の供給することが、生活の質を高めSDGsを達成させる第一歩になるのではないかと私は考えます。
 
【おわりに】
SDGsが世界規模で浸透し、日本でも広がりを見せている中で、今回のSDGs研修は非常に貴重な経験となりました。語学や他国に関する知識など、まだまだ欠けている能力を補いながら、個人としてSDGsの目標達成に向けてこれからできることを模索し、残りの大学生活を実のあるものにしていきたいと思います。
 
 
今回の研修を通して手厚くサポートしていただいた
ライトハウス・キャリアエンカレッジ様 http://www.lce-edu.com/
ソーシャルマッチ様 https://socialmatch.co.jp/
本当にありがとうございました。

 

お知らせ一覧へ