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摂南大学が気鋭の建築家3人に新しい保健所建築を提案依頼 今月14日に発表会を開催 災害時と平時の課題に対応
NEWS RELEASE【No.13】
摂南大学(学長:荻田喜代一)理工学部建築学科小林健治准教授、木多彩子教授、池内淳子教授は、これまで災害時仕様に対応していない保健所建築について、計画条件を整理し、気鋭の建築家3人に提案を依頼しました。このたび、その提案発表会を本学主催で開催し、災害時と平常時を理想的にカバーできる機能を備えた“新しい保健所建築”のプレゼンテーションと建築・公衆衛生の有識者を交えたディスカッションを行います。
【本件のポイント】
● 地震やコロナ禍で公衆衛生の拠点となる保健所は、
災害時仕様になっていない。
● 気鋭の建築家3人が図面や模型を用いて、府内のリアルな敷地を舞台に
大地震時及び大感染症時に人々の健康を守るための“新しい保健所建築”の
発表を行う。
● 平常時に訪れる難病や障害を抱える方や、職員のオフィス環境の面も
考慮した提案。
我が国の保健所は、第二次大戦後GHQの指導のもと公衆衛生対策の現場第一線機関として大活躍し、いまも自然災害が起きた地域の公衆衛生の拠点として大きな役割を担う重要な機関です。また新型コロナウイルス感染症により改めて注目を浴び、保健所が感染症の第一線機関であることが浮き彫りになりました。しかしながら、保健所の建築は災害時や感染時といった有事を想定しておらず、有事のたびに全国から集まる支援者の活動スペースがない、耐震等級が一般建物と同等レベル、災害時には機能破綻が起きることなどが課題となっています。平常時においても保健所を利用する難病や障害を抱える方への配慮がなされていません。
今回は、ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞の日本館インスタレーション「震災と亀裂」や「ゼンカイ」ハウスを手掛けた宮本佳明氏、ジオ・グラフィック・デザイン・ラボ代表の前田茂樹氏、若手建築家の堀賢太氏の3人が、日常と災害時双方の課題を解決する「新しい保健所建築」のプレゼンテーションを行います。また、建築と公衆衛生の有識者が、その提案について意見交換を行います。
ーーーーーーーーーーーー実施概要ーーーーーーーーーーーー
1. 開催日時:2021年11月14日(日)13:30~16:00
(開場13:00)
2. 場 所:グランフロント大阪 北館 タワーB 10階 RoomB08
3. 申込方法: 以下メールアドレスに氏名・会社名・ご連絡先を
11月12日までに送信ください。
小林准教授室( k-kobaya@arc.setsunan.ac.jp )
4. そ の 他:無料。メディア関係者のみ参加を受け付けております。
プログラムの詳細は添付の資料をご覧ください。
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■内容に関するお問い合わせ先・参加申し込み先
摂南大学 理工学部建築学科 准教授 小林健治
TEL: 072-839-9133 E-mail: k-kobaya@arc.setsunan.ac.jp
■本件発信部署
学校法人常翔学園 広報室(担当:坂上、上田)
TEL:072-800-5371 携帯:090-3038-9892