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経済学部の学生らがプロ野球球団オリックス・バファローズに「ファン獲得施策」を提案!
11月30日、経済学部郭進准教授のゼミ生が、プロ野球球団オリックス・バファローズの職員に向けてファン獲得のための提案発表を行いました。
同ゼミ生はこれまで、球団職員によるプロ野球ビジネスや経営の講義を受け、6月22日、京セラドーム大阪でフィールド調査を実施しました。今回は、野球離れが起きている若年層に注目し、「若者のプロ野球ファンをどう獲得するか」をテーマに、2年生と3年生のゼミ生ら30人が、統計的な手法で4年生がフィールド調査で実施したアンケートに対する分析を行い、提案作成に臨みました。
当日は同球団でスポンサーの獲得などを行う上岡哲也氏と、多種多様なデータを基にマーケティングや企画設計を行う洞井知彦氏の2人を招き、3チーム6人の学生がそれぞれ「座席とチケット」、「スポンサーの看板と球場施設」、「音声コンテンツ」における同球団のファン獲得施策を発表しました。
発表では、野球観戦でしか味わえない体験をしてもらうため、来場までの高揚感を高めるエリア広告や、会場内の移動・待ち時間も楽しくなる仕掛け、当日販売する飲食やグッズにも同球団の試合だからこそ味わえる人気企業やアニメとのコラボレーションを施すなど、若者の心をくすぐるアイデアが飛び交いました。音声チームはデジタルに詳しい若者ならではの発想で、ラジオとSNSを軸とした音声コンテンツを提案しました。
「スポンサーの看板と球場施設」の提案を担当した田中咲帆さん(3年)、小林菜未さん(同)は、「大好きな野球をテーマに、分析や提案を行えたことが何よりうれしいです。これまで、データから何かを発見して、その結果を基に提案するといった理論立てて物事を考えたことがありませんでした。今回身につけた論理的思考は、就職後も役立つと思います」と喜びを語りました。
同球団の上岡氏は「普段は直接接する事の少ない若い世代の意見を聞く貴重な機会でした。学生ならではの目線でプロ野球を捉えており、我々では出てこないとても良い提案ばかりでした」と高く評価しました。
これらの提案は、実現に向けて今後球団内で検討されます。
▼本ゼミは11月25日、朝日新聞の夕刊「スポーツ好奇心」のコーナーで紹介されました
ゼミの教材はプロ球団 オリックスファンどう開拓、企画練る学生たち(11月26日)https://www.asahi.com/articles/ASPCS4PXTPCNPTQP008.html