国際学部
中国語専攻の各学年でコンテストを実施しました
昨年度は全てのコンテストをオンライン形式で実施しましたが、今年度は感染対策をとりながら対面形式でコンテストを実施しました。例年は、1年生が朗読コンテスト、2年生が暗唱コンテスト、3年生がプレゼンテーションコンテストを実施しています。今年の1年生と2年生はいずれも対面形式によるボキャブラリーコンテストに変更し、3年生はプレゼンテーションコンテストを対面形式ながらマイクを共有しない方法で実施しました。
いずれのコンテストも11月22日(月)~11月26日(金)の期間に実施しましたが、その直後の11月28日(日)には第104回中国語検定試験を控えていたため、ボキャブラリーコンテストは検定試験合格を目指し、これまで積み重ねてきた学習成果を確認する目的も兼ねました。そこで、コンテストの設問もボキャブラリーの範囲にとどまらず、文法やリスニングの要素も加えました。
今回の1年生と2年生のボキャブラリーコンテストでは「Kahoot!」というWebサイトを利用しました。出題の際はこのサイトに問題を載せてコンテスト会場のディスプレイに表示します。学生側は回答用サイトにアクセスして、ニックネームを送信するとWeb上に全員が集合したクイズ会場が作られ、問題ごとに回答の正しさと速さを合わせたポイントが表示されます。出題画面では会場全体の順位やポイントが表示され、まるでテレビのクイズ番組のような流れでコンテストが進行します。こうしてそれぞれの学年で1位~5位の入賞者を選出し、コンテストの最後には参加者全員で入賞者の健闘をたたえました。
3年生は例年通りプレゼンテーションコンテストを実施しました。ただし感染リスクを抑えるためマイクを共有せず、CALL教室の各ブースにあるヘッドセットを使って発表しました。参加者全員が練習の成果を十分発揮した素晴らしいプレゼンテーションを披露し、このコンテストでも5名の入賞者を選出しました。優勝した木村佳乃さんのプレゼンテーションは、新型コロナウイルスの感染拡大で家にいる時間が長くなり、ある日SNSに多くの時間を費やしてしまっている自分に気づいたことをきっかけに紙の本を読んだり朝食を自分で作る楽しさを再発見したこと、そしてSNSで休みなく他人と繋がり続けることが本当に生活の質を向上させるのかを私たちに問いかけるものでした。
各学年の入賞者は1月の学部全体の表彰式で表彰状と賞品を授与される予定です。
(中西正樹 教授)
※写真上から1年生コンテスト、2年生コンテスト、3年生コンテスト