国際学部
インドネシア語特別セミナーを実施しました
2022年1月13日(木)に、外国語学部インドネシア・マレー語専攻の学生を対象として特別セミナーを実施しました。講師はインドネシアの文化人類学者として世界的に活躍されているファジャール・イブヌ・トゥファイル先生(インドネシア国立研究革新庁地域研究研究センター・センター長)です。「Warisan Budaya Dunia di Indonesia: Tantangan Pelestarian(インドネシアにおける世界文化遺産:保存に向けた挑戦)」というタイトルでお話しいただきました。
今回の特別セミナーはインドネシアと日本の往来が新型コロナウィルス問題により難しいこともあり、Zoomを用いてインドネシアと日本を繋ぎ、学生は大学のセミナー室で参加するオンラインセミナー形式で実施しました。発表および質疑応答はインドネシア語で行いました。
ファジャール先生には、インドネシアで最初に認定された世界文化遺産である「ボロブドゥール寺院遺跡群」(1991年認定)と、2019年に新たに認定された「西スマトラ州サワルントのオンビリン炭鉱遺産」(2019年認定)についてお話しいただきました。参加した学生からは、世界文化遺産について事前に学習した内容も踏まえながら、ファジャール先生のお話に関連して、ボロブドゥール寺院の特徴や、インドネシアにおける世界文化遺産が今後増えていくのか、といった質問が出されていました。
もともと専攻学生が少ないこともあって少人数での実施でしたが、冗談が好きなファジャール先生の人柄もあって、和やかな雰囲気でセミナーを実施することができました。終了後、学生からは「他の機会があれば参加したい」という感想もあり、今後のインドネシア語学習に益するセミナーとなりました。
これからも、意欲ある学生の更なる学びに向けたさまざまな機会を提供していきたいと考えています。
(金子正徳 特任准教授)
写真1:セミナーの様子
写真2:スライドのタイトル画面