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お知らせ

①プロジェクト名:奥伊吹「山の恵み」プロジェクト

②主な連携先/協力先:滋賀県米原市・東草野農業振興会

③活動内容:滋賀県米原市甲津原地区をフィールドに、種々の援農活動を行いながら過疎・高齢化が進む地域社会の状況を知り、山間地集落の地域活性化のあり方を考えた。経験した活動は、つけもの加工部での梅干しや漬物や味噌の計量と包装、トチ餅の加工、梅の実の収穫や洗浄、赤しその葉採り、梅干しの漬け込み、食用菊の花びらの収穫と加工、伊吹ダイコン干し、営農組合での獣害対策用電柵の設置と撤去、自走式斜面地除草機による除草作業、燻炭の散布、竹材の切り出し、イブキジャコウソウ(アロマ材料となる在来植物)の除草、バイの実の収穫、山菜(フキ)の植え付けなど多岐にわたった。また、地域の団体が主催する里山映画祭、東草野農業振興会代表による地域紹介の講演、提供される昼食(地元の食材ばかりを使った真心のこもったもの)を通じて、地域の魅力をさらに知る機会を持つこともできた。

④プロジェクトの成果:感染拡大のため、対象地域への入域は4回にとどまったが、豊かな学びの機会を得た。2021年度のプロジェクトのねらいは、地域活性化のあり方を考える以前に、「山の恵み」を五感で感じ取ることと、そこに住まう人びととの交流を通じて信頼関係を構築することであった。手伝わせてもらった作業は小さな手間仕事であったが、実はそれらが一番手の回らないものであり、学生らによるお手伝いは人びとに感謝された。作業や食や会話を通じて、その地域の良さ(魅力、長所、潜在性)に触れ知ることができた。なお、2022年度以降は、このプロジェクトの成果を農学部のゼミ活動へと継承し、より貢献度の高いものとする。折々に寝屋川キャンパスや枚方キャンパスの関心のある学生らの現地訪問の機会を設けるようにしたい。

➄その他(“参加学生の声”):「コロナ禍の影響で活動期間は限られましたが、都会では経験することのできない山の恵みを学ぶことができました。現地の人からたくさん感謝され、満足度も非常に高かったです」

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