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お知らせ

相川香菜氏による講演の様子 相川香菜氏による講演の様子

   村瀬ゼミ(専門演習Ⅰ)の2年生は、持続的地域開発と国際協力に関するテーマで調査研究を始めています。まずは、身近なところで国際協力に携わっている人々の活動の様子を知るために、1月20日(木)にゼミ生12名が独立行政法人国際協力機構関西センター(JICA関西)を訪れました。

   最初にJICA関西スタッフの方から、JICA関西での事業紹介に加えて、開発途上国と日本との関わりについて、身近な様々な物が開発途上国から輸入されていることや、過去に日本も援助を受けていたこと、特に2011年の東日本大震災の時には合計1640億円の支援があり、世界で最も支援を受けていた国であったことが紹介されました。

   次に、青年海外協力隊としてアフリカのガーナで2年間活動された相川香菜さんから体験談を伺いました。日本が輸入しているカカオの約80%がガーナ産であることや、ガーナでのチョコレートの価格は日本より高いといった話は意外な印象を受けました。そして、住んでいた村には共同水道があり、そこから自宅までの水汲みが必要であること、電気は通っていること、小学校には9割程度が入学するが卒業するのは6割強であることなどの紹介があり、日々の生活に困っている状況ではないものの我々の生活とは異なるガーナの実情を理解することができました。また、帰国後に協力隊での経験を活かして、株式会社N yura konkoを設立してガーナと日本をつなぐビジネスを始められたとのこと。この点についても多くのゼミ生が関心を持ちました。

  今回、国際協力に実際に携わった方々のお話しを伺う貴重な機会となり、得るところの多い訪問でした。

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