経済学部
摂南経済ゲストレクチャーで日本テレビ情報・制作局 演出/プロデューサーの似鳥利行氏が講演
経済学部の授業「摂南経済ゲストレクチャー(担当・後藤和子教授)」では、社会の第一線で活躍する方々をお招きし、その仕事を通して社会の現実を深く知る機会としています。
5月11日には、日本テレビ情報・制作局 演出/プロデューサーの似鳥利行氏が、『テレビ制作の現場で経験できること』と題して、多くのテレビ番組を制作してきた経験を話してくださいました。
似鳥氏は、現在、「ズームインサタデー」や「所さんの目がテン!」のプロデューサーを務めています。テレビ制作は、広告収入によって成り立っているため、視聴率が全てと思われがちですが、実際は、制作者側が視聴者に伝えたいテーマやメッセージを大切にしているそうです。長期で制作に関わる人材を育て、職種の違う多くのプロフェッショナルがチームで番組を作っていくのも、YouTubeとの違いです。
所さんの目がテン!は、教育番組であり、近年は、番組の中で行っている里山再生の取り組み「かがくの里」が、環境省主催の「グッドライフアワード 実行委員会特別賞」を2年連続で受賞しました。里山再生と関わる木材の利活用に関しても、建築家・隈研吾氏が出演し、日本の木組みのすごさを解説するなど、面白くて好奇心にあふれる番組となっています。
講演後も学生らは、途切れることなく多くの質問をし、興味津々といった様子で充実した時間を過ごすことができました。