経済学部
【経済学部】郭進教授と田中鉄二准教授の共著論文が国際学術誌「Energy Economics」に公刊されました
経済学部の郭進教授と田中鉄二准教授の共著論文「Energy security versus food security: An analysis of fuel ethanol- related markets using the spillover index and partial wavelet coherence approaches」がEnergy Economicsに公刊されました。
Energy Economics(2021年のインパクトファクターが9.252)は、エネルギー経済学分野のトップジャーナルであり、SCOPUSに収録されている379誌の経済学ジャーナルの中で9位にランキングされています。
本論文は、最近のバイオ燃料生産の急増は、エネルギーと食料安全保障への影響について実証的にアプローチしたものです。分析の結果では米国におけるバイオエタノール、ガソリン、トウモロコシの卸売価格と生産者価格に緊密な関係を持っていることを明らかにしました。米国のバイオ燃料政策は自国のエネルギー自給率を高める一方、資源配分の効率と食料安全保障に悪影響を与える可能性を示唆しています。
本研究は日本学術振興会(JSPS)科研費JP21K05805(研究代表者:郭 進)の助成を受けています。
論文のリンク先
https://doi.org/10.1016/j.eneco.2022.106142