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お知らせ

 

 8月28日(日)に和歌山県紀美野町立美里中学校および下神野小学校で開催された総合防災訓練に参加しました。この防災訓練には、PBLプロジェクトとして2019年度から参加していますが、2020年度は新型コロナウイルス感染拡大のため中止、2021年度は開催されたものの摂大生はオンラインで参加したため、2,3回生で構成される今年度のメンバーにとって、はじめて現地で参加する防災訓練となりました。

 当日はまず、下神野小学校において、学年ごとに企画した防災学習コンテンツを実施しました。1,2年生向けには防災漫才、3年生向けには防災クイズ、6年生向けには防災カードゲームを行いましたが、参加した児童のみなさんの楽しく真剣に学ぼうとする様子がとても印象に残っています。また、児童のみなさんは、私たちが話したことに興味をもち、自分の知っている情報などを付け加えて発言するなど、防災意識の高さを感じました。

 その後、美里中学校に移動し、地域住民の方々や中学生とともに地域における防災のこれからを語り合う、ふれあいトークのファシリテーターを務めました。当日の総合防災訓練を運営してくださった中学生のみなさんはもちろんのこと、参加してくださった地域住民のみなさんも含めて、防災を「じぶんごと」として捉え、地域で取り組めることについて活発な意見交換がなされました。私たちの力不足によりトークがうまく進まない場面もありましたが、そのたびに参加者のみなさんが積極的に発言してくださり、終始盛況なふれあいトークとなりました。

 今回、小学生に防災学習を行うための準備やふれあいトークでさまざまなお話を聴かせていただくことで、自分たちも防災についてあらためて学ぶことができました。紀美野町は自然豊かな地域であり、地域のみなさんも満天の星空をはじめとする豊かな自然を誇りに思っておられること、そして、星空に近い、標高の高い土地だからこその防災への悩みもあるということが分かりました。山の上にあるため、津波の心配はありませんが、大雨が降ると停電や断水が起きるそうです。今回の活動を通じて、今後、私たちがこの地域のためにできることがないかを考える機会になるとともに、いま、自分が住んでいる地域における防災のあり方を見つめ直すきっかけとなりました。

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