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お知らせ

 社会福祉法人有田市社会福祉協議会(以下、有田市社協)が中心となって取り組む、学校にいけない・いかない子どもたちのあたらしい居場所をつくるプロジェクトに、PBLプロジェクトとして参加することになりました。有田市社協ではこれまで、「学校にいけない・いかない子をもつ親同士がつながる場」を定期的に開催し、学校にいけない・いかない子を持つ親同士のつながりの場づくりを行ってきました。そして、つぎのステップとして、対面およびオンラインを活用して学校にいけない・いかない子どもたちの居場所づくりに取り組むことになりました。

 私たちの最初の活動として、学校にいけない・いかない子どもたちや親の想いを知るため、9月18日(日)に、和歌山県有田市民会館にて開催された「学校にいけない・いかない子をもつ親同士がつながる場拡大交流会」に参加しました。拡大交流会では、不登校経験があり、現在はスクールソーシャルワーカーとして勤務されている方と日本福祉大学の先生との対談を聴かせていただきました。対談や、そのあとの参加者を交えた対話のなかには、私たちがはじめて知ることやあらたな気づきがたくさんありました。学校に行けない理由は本人もわからない場合があること、学校に行かないといけないという想いももっていること。そして、保護者は子どもに対して正解を提示しようとするのではなく、揺らぎながら思っていることを素直に伝えることで、親と子の対話が活発になるのだということを知りました。なお、拡大交流会では、対面およびオンラインを活用した居場所づくりの内容について、私たちから保護者のみなさんにご説明する機会をいただきました。

 また、9月23日(金)には、oViceというメタバース空間を活用して、オンラインを活用した居場所づくりに試行的に取り組みました。当日は、大学生スタッフと参加者が趣味や有田市の魅力について画面共有をしながら話し合ったり、ほかのメタバース空間(Cluster)内で交流したりと、手探りではありましたが、オンラインならではの交流を楽しみました。オンラインやメタバース空間については、私たち大学生よりも参加者のほうが詳しいことも多く、こちらがいろいろと教えてもらう場面もありました。今後は、週1回、オンラインでの居場所づくりに取り組むほか、月1回程度、対面での居場所づくりにも取り組む予定です。

 子どもたちが居場所を必要とする理由はさまざまですが、対面とオンライン、それぞれの強みを生かしながら、参加者はもちろんスタッフを含めてみんなが楽しく交流して笑顔になれるような、居心地のよい居場所づくりに取り組みたいと思います。

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