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お知らせ

 10月2日(日)、寝屋川市立市民会館で開催された第19回「ふれあいフェスタ」(寝屋川市立市民活動センター主催)に参加し、メタバース(仮想空間)を活用したプラットフォームづくりおよび当日のメタバース体験ブースの運営を行いました。

今回、市民活動センター様からのお誘いで活動に取り組むことになりましたが、PBLプロジェクトメンバー全員がメタバースについてなじみがなく、私たちにとってまさに未知の領域でした。そこで私たちは、フェスタの約2か月前から連携先スタッフのみなさまと意見交換を重ね、ご支援をいただきながら準備に取り組みました。

具体的な活動として、フェスタ当日までに、“Cluster”と“Unity”というソフトウェアを用いて、市民活動センター参加団体の活動紹介を行う展示室やメタバースを手軽に楽しむことのできるワールド(メタバース上の空間)を作成しました。

また、フェスタ当日は、参加者のみなさんにメタバースの操作方法を説明するとともに、初心者である大学生が作った建物を含めたさまざまなワールドを巡るツアーなどを行う「メタバース体験ブース」を運営しました。体験ブースには、幅広い年代で市民活動に取り組まれている方々や地域住民のみなさんのほか、寝屋川市長や寝屋川市議会議長なども来られました。メタバースの活用方法については寝屋川市としても注目しているようで、当日の運営や参加者に対する説明は大変緊張しましたが、結果として多くの方にメタバースを楽しんでいただき、イベントとして大成功であったと感じました。とくにご高齢の体験者は慣れない操作に苦戦されていましたが、体験のあとには「操作が難しかったけど楽しかった」といった感想をいただきました。また、多くの子どもたちも体験に参加してくれましたが、とても楽しんでくれたようで、保護者の呼びかけをものともせず遊んでおり、メタバースがどの世代の人でも楽しめるプラットフォームになる可能性があると強く感じました。最後に、メタバース上の展示室でPBLプロジェクトの活動紹介をした際には、「コロナ禍でも頑張っていて素晴らしいです」などのお褒めの言葉をいただき、あらためて自分たちの活動に対しての誇りを持つことができました。

 当日を迎えるまでは、はじめての取り組みとあって不安もありましたが、みなさんが楽しむ様子を目にして、その不安を払拭することができました。フェスタ後のふりかえりでは、スタッフのみなさんと、今回の取り組みは「ゴールではなく、スタートである」という共通認識をもちました。つまり、メタバースの活用をふれあいフェスタのみで完結させるのではなく、市民活動センターの今後の活動のなかにもしっかりと位置付け、継続的に取り組むことが必要だということです。私たちも、市民活動の推進におけるメタバースの活用に向けた取り組みに、できるかぎり参画していきたいと考えています。

 最後になりましたが、全体統括としてこのような貴重な機会の場を設けてくださった財津様、そしてきめ細かで丁寧なご指導をしていただいた柾木様、ならびに市民活動センターのみなさまに心から御礼申し上げます。これからの活動に今回の経験を生かし、さらによりよい活動を目指していきたいと思います。

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