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お知らせ

 天若湖は京都府南丹市日吉町にある、日吉ダムによって出来たダム湖です。桂川の中流域と上流域の境目にあたり、京都駅から北西へ約40km、電車で1時間の位置にあります。ダム建設によって5つの集落(宮村、世木林、沢田、楽河、上世木)が水没、2つの集落(中村、小茅)が移転しました。

 天若湖アートプロジェクトのうち今回実施したプロジェクトは、日吉ダム建設に伴って水没した集落の家屋があった場所をGPSによって割り出し、その真上に当たる湖面にライトを設置することによって、かつてこの地域にあったはずの夜景を再現するという内容です。

 例年であれば、すべての集落を再現するために全長4kmにわたる大きなプロジェクトですが、今年はコロナウイルス対策のため、規模を縮小し技術継承の意味も込めて2つの集落を再現しました。

 10月の下見の段階では、晴天の下実際に日吉ダム周辺を散策し、自然豊かな土地であるということが実感できました。


 一方で、本番の11月13日はあいにくの雨で、作業が難航しましたが無事に作業を終えて、夜にはライトアップされた姿を見ることができました。今回の活動では私たちPBLの学生の他にも、エコシビル部の皆さんと共同で作業を行いましたが、縦割りで役割を分けることなくみんなで協力してできたプロジェクトだと思っています。

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