経済学部
多彩なゲストをお招きして「摂南経済ゲストレクチャー」を開講しています
経済学部では本年度も、第一線で活躍しておられる多彩なゲストを全国からお招きして「摂南経済ゲストレクチャー」(担当:後藤和子教授)を開講しています。
4月26日 インディペンデント・キュレーター・林寿美氏
林氏は、「美術館の楽しみ方」というテーマで、作品の収集・管理・保存・研究・展示に関わるキュレーターの仕事について話してくださいました。作品の収集にはタイミングも重要であること、温湿度の調整やデータベースの管理等、展覧会を見に行くだけでは分からない裏側に気づかせてくださいました。そして、林氏がお薦めする世界や日本の美術館の魅力を写真とともに紹介されました。
5月17日 西日本鉄道(株)まちづくり・交通・観光推進部課長・大島隆氏
大島氏は、「『住みたい、行きたい、働きたいアジアの交流拠点都市・福岡』ってどんな都市なのか?」というテーマで、福岡市の歴史や統計データを駆使して興味深いお話をしてくださいました。福岡市は、人口増加率、人口に占める学生の割合、若い女性が人口に占める割合等で上位に位置しています。また、住宅費が比較的安く通勤時間も短く、食べ物のおいしさ、買い物の便利さ、自然環境の豊かさ等で「住みやすい」と市民の圧倒的な支持を得ています。
大島氏は、現在の福岡市の礎に、民主導で都心のまちづくりを進めた鉄道や商業事業者に先進性があったこと、しかし、近年、発展の裏側に出生率の低下や住宅価格の高騰などの問題も生じていることを指摘されました。
5月31日 千島土地株式会社代表取締役社長・芝川能一氏
芝川氏は、「不動産業から地域の未来を考える~アートを切り口とする地域活性化の試み」と題して、アートによって地域をブランディングする様々な取り組みを紹介されました。不動産業とアートという意外な組み合わせが、実は不動産価値と地域の発展にとって重要であることに気づかされる講演でした。