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外国人留学生が書いた記事が読売新聞に掲載されました!
読売新聞の「ニッポン暮らし:ボイス」というコーナーで、本学の外国人留学生、張晋豪(チョウ シンゴウ)さん(経営学部)と付睿(フ ルイ)さん(理工学部)が投稿した日本語の文章が3月12日(日)及び5月14日(日)の朝刊に掲載されました。この文章は、国際学部 門脇薫教授が担当する、全学の外国人留学生を対象にした「日本事情」科目の授業での取り組みの一環で作成したものです。
「日本事情」の授業では、教員が留学生に「日本は~だ」というように講義形式で知識を一方的に伝授するというやり方ではなく、日本の映像作品の部の場面を視聴し、それについて受講生でディスカッションをしながら日本や留学生の国についてお互い学び合うことを目的にしています。
「日本でびっくりしたこと」をテーマにした授業では、「日本語教員養成課程」(門脇教授担当)で学ぶ外国語学部の4年生10名が「日本事情」の授業に参加し、留学生と共にテーマについてディスカッションをするグループワークを行いました。ディスカッションの後に、留学生は各自で日本語で文章を書き、それについて口頭でプレゼンテーションをし、文章にまとめ、教授に添削してもらい、推敲を重ね、最後に読売新聞に全員が投稿しました。
今回張さんと付さんの書いた文章がめでたく掲載を受けて、二人は「本当にうれしいです!」「国の両親に知らせました」「自国と日本の文化の違いについて更に考えるようになりました」と語っていました。
門脇教授は、「学習している言語で書いた文章が、その言語が使われている国の新聞に掲載されるということは、素晴らしいこと。2名の留学生だけではなく、外国語を学ぶ本学の学生皆さんにとっても今後の学習の励みになると思います。」と賛辞を贈りました。
<参考:2023年5月14日読売新聞 一部抜粋>
高校からバイト驚き 付睿
私は中国の高校を卒業してから来日しました。日本では年齢的にアルバイトができることをあらかじめ知っていましたが、私のような外国人留学生は、おそらくアルバイトを探すのは難しいと思っていました。
しかし、日本に来てみると、実態は違っていました。多くの店には、「外国人大歓迎」と書かれた募集チラシが貼ってありました。私の住む大阪では、コンビニで働いている外国人をよく見かけ、私も経験しました。
多くの店で高校生のアルバイトも募集していることには驚きました。母国の中国では、高校生は学校での勉強などに追われて忙しく、アルバイトをする時間がありません。したくても募集している店も少ないです。
高校時代からアルバイトができる日本の高校生をうらやましく感じています。欲しいものがあれば自分で働いて稼ぎ、自力で手に入れる。こうした経験を通じて「自立」を早くから実感できるからです。
*掲載にあたり、読売新聞より許可を得ています。
※張晋豪さんの記事は【こちら】をご覧ください。