本文へ移動

お知らせ

 私たちのグループは、8月16日(水)と8月17日(木)に交野市立いわふね自然の森スポーツ・文化センターで忍者キャンプを行い、交野市内の小学生高学年児童を対象として、楽しいゲームを通して立派な忍者になる為の礼儀やマナーを学んでもらいました。

当初は8月15日(火)から始まる2泊3日のプログラムを予定していましたが、台風の影響により1泊2日プログラムに変更となりました。台風直撃の予報を受けて、前週の8月9日(水)から交野市の担当の方と相談して、施設の閉鎖基準、参加児童の安全や警報解除後の準備に必要な時間など多くのことを想定しながら、短縮開催を含む複数のプログラム案を作成して台風に備えました。また、急遽日程が変更しましたが、53人もの児童に参加してもらい、本プロジェクト履修者を含む学生29名(課外活動団体ボランティア・スタッフズの学生を含む)が対応しました。

初日には「私は誰」という自分の背中に貼っているお題を当てるゲームや、「忍者鬼ごっこ」という4つの種類の忍者に分かれて鬼ごっこをするゲームを通して児童たちに楽しく交流してもらいました。また、「キータッチ」という円の中にある1から9、AからZの書かれたお皿を順番に踏み、順番通りにお皿を踏まなければペナルティになってしまう、班の中での連携と協力が求められるゲームを行いました。

2日目にはボーリング、輪投げ、コロコロバイキング、ストラックアウトの4つのゲームを行い、的を妖怪に見立てたりするなどの工夫を凝らして、忍者になる為の修行としてゲームを楽しんでもらいました。また、巨大なちぎり絵を8班で分割をして時間内に完成させるという、児童間の協力が不可欠なゲームを行いました。

さらに、1泊2日の活動の中でゲームによって得られるポイントや礼儀やマナーを守ることによって得られるポイントを踏まえ勝敗をつけました。そして、具体的には体育館を走っていたり人の話を聞かなかったり、靴の並べ方が悪いなどのルールを守ることができない児童がいる班にはレッドカードというマイナスポイントを与えました。一方でしっかりとルールを守り、積極的に他の児童と協力しようとする姿勢が見える班にはゴールドカードというボーナスポイントを付与し、集団生活の中で譲り合うことや礼儀・マナーを守ることの大切さを教えました。

 食事の際には、洗剤を節約するために食べ終わった食器をペーパータオルで拭くことで、環境に配慮しました。また、お皿を洗う児童、お皿を拭く児童に役割を分担し、食べたものは自分たちで片付けてもらいました。このような活動を通じて、児童たちには自分のことは自分ですることの大切さを学んでもらい、習慣付けてもらえるようにしました。

 本活動は、交野市教育委員会青少年育成課の方々にご協力をいただき、PBLの活動として毎年開催しており、毎年ゲームの内容を変えながら、どのように児童に礼儀やマナーについて学んでもらうのかを考えて準備しています。例えば、ルールを守ることのできない児童がいれば班のみんなの連帯責任となり、ルールを破るということは自分だけでなく他の人にも迷惑がかかってしまうということを学んでもらうにはどうしたらよいか、グループで意見を出し合ってゲームの内容を決めています。

 この活動を通して、児童に礼儀やマナーについて学んでもらうことで、日常生活においても、礼儀やマナーを守れるようになってもらうことを期待しています。また、夏休みの思い出として充実した時間を過ごしてもらうことができたのではないかと思っています。

プロジェクト名:大学生と地方自治体とのSDGs連携プラットフォーム活動

指導教員:経済学部 准教授 村瀬憲昭

お知らせ一覧へ