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お知らせ

公正取引委員会事務総局近畿中国四国事務所 原一弘所長 公正取引委員会事務総局近畿中国四国事務所 原一弘所長

講義の様子 講義の様子

講義の様子 講義の様子

 11月20日(月)、経済学部授業「サービス産業論」(担当:柳川隆教授)の受講生を対象に、公正取引委員会の独占禁止法教室が開催されました。独占禁止法教室は、将来を担う学生に対し、社会人として、経済活動に参加する際に、独占禁止法を遵守するとともに、消費者として厳しい目で商品選択を行うことができるよう、独占禁止法の意義と役割を理解してもらうために公正取引委員会が実施するもので、当日は公正取引委員会事務総局近畿中国四国事務所の原一弘所長が講師を務められました。

 講演のテーマは、「競争の役割と公正取引委員会の活動、そしてデジタル分野における取組」でした。前半は公正取引委員会と独占禁止法についての説明であり、競争の必要性、公正取引委員会と独占禁止法の概要、実際の法執行について、最近の事例も含めて説明されました。後半はデジタル分野における取組についてであり、GAFAMなどのデジタルプラットフォームの特徴やビジネスモデル、急成長や市場集中についての説明があり、さらに競争法上の問題点について最近のいくつかの事例をもとに説明がありました。

 講演の最後に質疑応答の時間があり、課徴金減免制度を悪用できないか、課徴金は値上げにつながらないか、海外企業に対してどのように規制するのか、どの程度違反行為が摘発されているのか、といった質問があり、時間切れになるまで活発な質疑応答がなされました。昨年度に続いて2度目の開催でしたが、今回もたいへん充実した講演となりました。

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