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お知らせ

Guido Ferilli准教授(IULM大学) Guido Ferilli准教授(IULM大学)

ゼミナーの様子 ゼミナーの様子

参加者との意見交換の様子 参加者との意見交換の様子

 2月21日(水)、協定校であるイタリアのIULM大学(ミラノ市)からGuido Ferilli准教授をお招きしてセミナーを開催しました。

 経済学部はIULM大学と長年にわたり、研究・教育で様々な連携を行ってきました。毎年、IULM大学の学生が本学を訪問し経済学部生と合同ゼミを行うほか、経済学部生がIULM大学で講義を受講するなどの教育活動を実施。そして、2019年には同大学のVincenzo  Russo(ヴィンツェンツォ・ルッソ)教授を招聘し、近年急速に発展・普及したニューロマーケティング(神経科学にもとづくマーケティング)の基礎と近年の展開について講演いただくなど、交流が盛んです。

 今回は、都市経済や文化経済学を専門とするFerilli准教授を招聘し、EUの研究支援とグローバルな研究ネットワークの構築、研究ネットワークを生かした教育の発展について講演いただきました。

 IULM大学は、ミラノ市内の地下鉄の駅を出てすぐという利便性の良い場所にあり、キャンパスは1つです。ミラノ市にはイタリアの産業の多くが集積し、なかでもファッションやデザイン等の文化産業や金融が集中しています。そのため、当初、言語分野から始まった研究・教育は、今では経営やマーケティング、観光等、現代の産業にマッチした複数の学部プログラムと修士課程プログラムに発展しています。留学生のために英語で行う教育プログラムを開設するほか、エラスムス協定を利用して多くのIULM大学生が海外へ留学しています。

 また、学生や大学院生は、教授陣が主催する様々なラボ(実験室)でも学ぶことができます。 Ferilli先生は、ご自身でもEU研究資金を得て大型研究に取り組んでいます。その1つが摂南大学の淀川水系研究もオブザーバーとして参加いただいた「自然に基づく社会問題の解決」研究プログラムです。Ferilli先生は、大学の競争力には研究の発展が欠かせないと解説され、日本の大学でも使えるEU研究資金(Horizon Europe and Japan)等も紹介してくださいました。

 当日のセミナーには、経済学部教員ほか、久保学長や西川国際学部長も参加してくださり、講演後は活発な意見交換が行われました。

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