その他
【PBL/2023年度の振り返り】キッズイベントを創ろう!
①プロジェクト名:キッズイベントを創ろう!
②主な連携先/協力先:アルカスホール(寝屋川市地域交流センター)
③活動内容:
寝屋川市の地域交流センターであるアルカスホールの自主事業を企画から実施まで担当した。アルカスホールでは、毎年自主事業としてさまざまなイベントを企画・運営しているが、大学生の発想・感覚を活かしたものにしたいとのことから、企画段階から学生が参画させていただくこととなった。今年度はホールを利用される市民の皆様に喜ばれ、大学生の発想・感覚を活かせるとの考えで、未就学児から小学生までの児童を対象とした講座を開催することにした。
プロジェクトの中で協議した結果、イベント実施時期が12月になったので、クリスマスにちなんだオブジェ作り講座を開くことにした。身近な材料でスノードームを作成する「スノードーム作成講座」を12月2日に開催することにした。このプロジェクトでは、実際の講座を開くに当たっての経費計算も全てプロジェクト側(参加学生)に任されており、イベント参加の受講料(500円)ちょうどになるように材料の選定を行った。また、その選定した材料でうまく組み立てることができるか、時間内に完成するかなど、材料を集めて何度も試行錯誤を重ねた。
イベント開催の約1ヶ月前に受付開始となったが、ありがたいことに当日に予約が満杯となった。開催当日は、2部構成、各回11人ずつ(計22人)が参加することになり、4歳から小学3年生までの児童の皆さんがご家族とともに参加してくださった。本プロジェクト参加学生が講師となって、作り方を説明し、児童の皆さんはオブジェ作りに取り組んだ。参加者からは好評な意見をいただき、今後もこのイベントを続けてほしいという意見が複数寄せられた。
イベント自体はこのようにして成功に終えられたが、プロジェクトのまとめとして2月内に、アルカスホールに赴いて、PBL成果発表会で報告した内容を伝えるとともに意見交換を行う予定である。
④プロジェクトの成果:
当初目的の「本学と連携先(アルカスホール)が互いの特徴を活かしながら、新しい事業を生み出し(創り)、本学が所在する寝屋川市の社会教育の向上に寄与する」ことが達成された。プロジェクト側としては、参加学生は社会教育の重要性、大学が地元地域に貢献すること、自分たちのアイデアを実際の事業として結実すること、企画・運営・連絡報告の重要性などを学ぶことができた。
⑤その他(“参加学生の声”等):
本プロジェクトは2022年度から継続で、2022年度はアルカスホールが優れた音楽ホールであるという特性を活かし、音楽イベントを開催したが、2023年度は上記記載の理由で音楽イベントからキッズイベントに変更した。当初、音楽イベント開催に向けて始まった本プロジェクト参加学生は、キッズイベントに方向性が変わった後も、①アルカスホールを利用する市民の皆さんに喜んでもらえるよう、②大学が地域の皆さんと協力して地域の発展に結びつくよう、アイデアをこらして活動することができた。参加学生の意見として「方向性の変更に最初は戸惑ったが、自分たちのアイデアを活かして市民の皆様に役立てることやアルカスホールの皆様と共同作業を行うことの意義や重要性を学ぶことができた」との意見が得られた。
最後になったが、本プロジェクトに協力してくださった寝屋川市地域交流センター「アルカスホール」の皆様、イベントに参加してくださった児童・ご家族の皆様に感謝申し上げる。