理工学部
【理工学研究科】鎌苅章太郎さんが「日本写真測量学会令和6年度年次学術講演会」において論文賞を受賞!
5月23、24日に東京大学生産技術研究所において日本写真測量学会令和6年度年次学術講演会が開催され、本学理工学研究科 社会開発工学専攻 博士前期課程2年の鎌苅章太郎さん(指導教員:理工学部都市環境工学科・久保田誠也特任講師)が、「地上撮影動画像から作成された三次元点群データを用いた有効道路幅員推定」という研究題目で発表し、論文賞を受賞しました。
受賞後、鎌苅さんは「今回の発表では、自分自身で撮影した動画像から作成した三次元の点群データをもとに道路の有効幅員を推定する手法について発表しました。前回の学会発表から、研究アプローチを大きく変えたので、新たに勉強することも多く苦労した部分もありましたが、研究内容が評価されて嬉しく思います。今後は、自動運転にも活用可能な道路基盤データの整備に貢献できる手法の開発を目標にして、様々な状況下での幅員推定にも対応できるように手法の改善に取り組んでいきたいです。」と今後の意気込みを語りました。
指導教員の久保田特任講師は「鎌苅くんの勤勉さや成長を日々目にしておりましたので、このような形で評価していただき指導教員としても大変嬉しく思います。本研究室では、日本全国で自動運転車が走り回れる社会の実現に向けて、自動運転車用の道路基盤データ(カーナビで使われているような道路の地図情報)の簡易的な整備手法の確立を目標の一つとして研究を進めていますが、社会実装に向けては、まだまだ課題も多いので、一つずつ課題を解決できるように、引き続き研究に精進してもらいたいと思います。」と、激励のコメントを伝えました。
主 催:一般社団法人 日本写真測量学会
研究題目:地上撮影動画像から作成された三次元点群データを用いた有効道路幅員推定