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お知らせ

農作業中のワークキャンプ参加者 農作業中のワークキャンプ参加者

米ぬかをまき、たい肥を作る 米ぬかをまき、たい肥を作る

地域の人々と共に 地域の人々と共に

現代社会学部の正課授業「FAL演習」(※)において開講している「奈良・御所から人と自然の共生を考える」の履修生9名が、8月20日から27日までワークキャンプに参加しました。

奈良県御所市の「杉浦農園」では、2003年から無農薬栽培による環境保全型農業に取り組んでいます。高齢過疎化が進む御所において、農業の継承者の不足は大きな問題です。有機農業のサポート(夏野菜の収穫、畑や田んぼの整備など)を通して、持続可能な農業と食の安全、地域活性化について考えました。

このワークキャンプはNPO法人NICE(日本国際ワークキャンプセンター)の協力のもとに実施され、神戸大学国際人間科学部からも1名の学生が参加しました。

以下は参加した学生の感想の一部です。 

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このFALに参加して、農家という仕事について学んだ。最初は作物の収穫や稲刈り、種まきなどを想像していたが、実際に訪れてやったことは草刈りやたい肥作りがほとんどだった。いかに過酷でしんどい仕事なのかを思い知った。

農業という職は、地域の住民の方とのつながりが大きい。たい肥作りでは、たい肥に必要な米糠などをお酒を作る場所からいただいている。さらに私たちが草刈りをしていると、近くの住民の方からキンキンに冷えたトマトをいただくこともあった。

これらのことから、農家とは現地との繋がりがないとやっていくことは難しい、つながりを紡ぐことが必須の仕事であることが分かった。

※昨年4月に開設した現代社会学部では、1年次から企業や自治体などと共有された目標の達成に向けて協働(ともに考え、ともに汗を流す)する実践志向のプログラム、フィールド型アクティブ・ラーニング(FAL)を展開しています。

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