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お知らせ

下神白団地で避難者の方との交流 下神白団地で避難者の方との交流

津波被害を受けた震災遺構・請戸小学校 津波被害を受けた震災遺構・請戸小学校

避難指示解除後のコミュニティづくりについてお話を聞く 避難指示解除後のコミュニティづくりについてお話を聞く

現代社会学部の正課授業「FAL演習」(※)において開講している「東日本大震災・福島原発事故の被災地で考える「地域の未来」」では、9月11日~13日にかけて福島県浜通り沿岸部を訪問しました。企画にあたっては、NPO法人コースター代表理事の坂上英和氏より、全面的なご協力を得ました。

1日目は、いわき市にある福島県営下神白団地・いわき市営永崎団地を訪れ、住民の方たちから被災・避難経験についてお話を伺う交流会を行いました。いわき市で地震と津波の被害を受けられた方、福島第一原発周辺の自治体から避難を強いられた方、それぞれから直後の様子は現在の心境について詳しくお話を伺うことができました。

2日目は、東日本大震災・原子力災害伝承館を見学し、浪江町ご出身の研究員の方のお話を伺い、震災と原発事故の全体像を理解しました。また、震災遺構浪江町立請戸小学校を訪問し、津波の被害の大きさを目の当たりにしました。さらに、富岡町で現在子育て支援など多様な活動に取り組む方のお話や、福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校内に敷設する「双葉みらいラボ」で活動するNPO法人カタリバの方からもお話も伺うことができました。

3日目は、広野町で多世代交流スペースぷらっとあっとを運営する青木裕介さんからお話を伺ったあと現地を見学。最後はいわき市の道の駅よつくら港で美味しい海の幸をいただき、福島を後にしました。

参加した学生からは、「地震や津波、原発事故による被害のリアリティをつかむことができた」、「今後予想される南海トラフ地震の防災に生かしたい」、「被害の記憶を後世に語り伝え、風化させないことが大切だ」などの感想が聞かれました。今後も、遠方にいる大学生として、被災地に対してできることは何か、FAL演習の活動を通して考えていきます。


※昨年4月に開設した現代社会学部では、1年次から企業や自治体などと共有された目標の達成に向けて協働(ともに考え、ともに汗を流す)する実践志向のプログラム、フィールド型アクティブ・ラーニング(FAL)を展開しています。

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