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【国際交流】ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学との学術交流協定を締結しました。
10月18日(金)、摂南大学はベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学(USSH)と学術交流協定を締結し、調印式を実施しました。この協定は、両大学の学術的な結びつきをさらに強化し、教育や研究の分野での相互協力を推進するための重要な一歩となります。
本学からは学長補佐兼グローバル教育センター長西川眞由美特任教授、国際学部森類臣准教授、全学教育機構中村智大課長の3人が出席しました。一方、USSHからはファム・タン・ハ副学長をはじめ、同大学の学部長および関係者が臨席しました。西川教授は、スピーチで「USSHは、全学レベルでは本学初のベトナムの協定校となります。近年、ベトナムの経済発展は著しく、2022年にはGDP成長率が8%を超えています。また、同国の平均年齢が30歳未満と非常に若く、教育研究レベルもますます向上しており、USSHとの連携は本学の教員や学生にとって多くの学びをもたらす貴重な機会になると確信しています。今回の協定締結を心から嬉しく思っています」と述べ、本学とUSSHの将来的な協力の可能性に期待を示しました。
USSHのハ副学長は、「日本はベトナムにとって重要なパートナーであり、今回の摂南大学との協定締結を大変光栄に思います。今後、学術交流や文化的な相互理解を一層深め、両国の学術的・人的交流を摂南大学とともに促進していくことを期待しています」と力強く述べました。副学長はまた、今回の協定が単なる形式的な合意ではなく、具体的な共同プロジェクトや交流プログラムの実現を目指すものであることを強調しました。
調印式は終始和やかな雰囲気で進行し、式典後には意見交換が活発に行われました。出席者たちは、教育における共通の課題や機会について意見を交わし、特に留学プログラムの立ち上げや共同研究の具体化についても議論しました。これにより、来年度からこれらのプログラムを実施していくことが確認されました。両大学は、持続可能で長期的な協力体制を築き、双方の学生や教員にとって新たな学びと成長の機会を提供することを目指しています。
また、今回の訪問ではサイゴン国際大学からも招待を受け、同大学の関係者と面会しました。そこでも新たな協定締結に向けた建設的な議論が行われ、具体的な協力の方向性が話し合われました。サイゴン国際大学からは、「今回の議論を通じて、私たちの大学がさらなるグローバルな発展を遂げる基盤が築かれた」との話があり、これからの本学との協力体制に期待を寄せました。
今後、これらの大学との協力関係を深め、学術分野における連携を促進するだけでなく、アジア地域全体の教育・研究の発展にも寄与してまいりたいと考えています。