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お知らせ

①プロジェクト名: 甲津原援農活動プロジェクト

②指導教員: 田中樹(農学部食農ビジネス学科)

③主な連携先/協力先:滋賀県米原市・東草野農業振興会

活動内容:
 過疎高齢化が進む滋賀県米原市甲津原地区で援農活動を行いました。5月は田植えと水田周りの獣害対策用電気柵の設置、6月は梅の実の収穫と梅干しの漬け込み作業、7月はソバ畑の獣害対策用鉄柵の設置工事、10月は電気柵の撤収作業を手伝いました。

④プロジェクトの成果

 過疎高齢化地域であるため、農業未経験であるとはいえ、学生らの援農活動は地域の人びとの農作業に役立っているようです。特に、機械化できない細かな仕事や足場が悪く年配者では踏み込めない場所での作業は歓迎されています。また、雨天時もつけもの加工部でのお手伝いで貴重な戦力になっています。何よりも、学生らとのコミュニケーションが人びとの楽しみになっているように感じます。今年度は、春・夏・秋の活動だけではなく、冬を知りたいとの学生らの希望と地域の人びとの要請により、雪かきボランティアを行います(2025年2月上旬に2回)。

⑤その他(“参加学生の声”等):

 大学では、「限界集落」という言葉が飛び交い、「地域活性化」や「地域貢献」がかなり安直に語られますが、実際にそのような地域に入ると全く異なる現実や雰囲気に出会います。学生らは、「地域貢献」の第一歩は空論ではなく実態のある地域社会を知ること、そこでの可能性や魅力を見出し、それを軸に地域活性化の具体策を考えるようになったと言っています。また、課目外ではありますが、雪かきボランティアの企画と実行は、甲津原への関心と地域の人びととの信頼関係を表すものと言えます。

ニホンミツバチの巣箱から蜂蜜を採集

雪かきボランティア

梅干しの仕込み作業

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