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お知らせ

①プロジェクト名:グローバルシチズンシップの視点から見た食品ロス対策

②指導教員:鎌田美保(全学教育機構)

③主な連携先/協力先:大阪府環境農林水産部流通対策室

④活動内容
1)「食品ロス」に関する学習

  大阪府環境農林水産部流通対策室の方を講師に招き、大阪府の食品ロスの現状と取り組みについて学んだ。また、大阪府が行っている食品ロス削減のためのボランティア「もったいないやん活動隊」の養成講座に参加し、食品業界におけるサプライチェーン内の各分野の企業の話をうかがい、消費者としてできること、留意することは何かなどを考えた。

2)食品ロス実態調査

  私たちの生活に近い場所での食品ロスはどうなっているのかを調べるために、大学生を対象に家庭の食品ロスに関するアンケート調査と、大学の食堂の職員の方へ学食の食品ロスに関するインタビュー調査を行った。

3)食品ロス削減に向けた取り組みの実施

  2)で行った家庭での食品ロスに関するアンケート調査結果をもとに、食品ロス削減のための食材管理法やレシピの考案を行い、「生活上手・お料理上手 Change your Routine Book」という冊子を作製した。また、1)での学習から、食品ロスに関する意識付けは子どものときから行うのがいいのではないかと考え、子ども向けのワークショップも実施した。食学生を対象に、クイズやカードゲームを実施した。

⑤プロジェクトの成果

 プロジェクト開始時は多くの学生が食品ロスというのは、まだ食べられるものが捨てられている、食べ残しが多くて問題だというようなものだと考えていたが、様々な立場の方の話をうかがったり、調査をしたりしたことで、複雑で様々な問題が絡み合っていることに気づき、問題の背景について深く思いをはせるようになり、更に探求する気持ちが深まった。実態を知ったことで、未来に向けて今この立場で何ができるのかという視点で冊子を作成したり、子どもに対してワークショップを行ったことで、今後につなげるための種まきができたという達成感も得られた。実態調査を行ったことで、家庭での調査では、友人や家族といった身近な人と今まで以上に食品ロスのことについて気軽に話ができるようになったという声や、大学の食堂の調査では、食品ロスがほとんど出ない経営をされていることを知り、身近に実践をされている人たちの話を知り刺激を受けた等、日常生活でどのようなことができるかという視点をこれまで以上に持てるようになったという声も多かった。

食品ロスを学べるカードゲーム

子どもたちと○×クイズで食品ロスを学ぶ

食材管理法やレシピを提案する「生活上手・お料理上手 Change your Routine Book」

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