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お知らせ

①プロジェクト名:キッズイベントを創ろう!

②指導教員:朝田康禎(経済学部)、古矢篤史(国際学部)

③主な連携先/協力先:アルカスホール(寝屋川市地域交流センター)

④活動内容

寝屋川市の地域交流センターであるアルカスホールの自主事業を企画から実施まで担当した。アルカスホールでは、毎年自主事業としてさまざまなイベントを企画・運営しているが、大学生の発想・感覚を活かしたものにしたいとのことから、企画段階から学生が参画することとなった。当プロジェクトは昨年度からの継続的な内容であるが、今年度はアルカスホールとの協議の中で、昨年度に比べてより年齢の範囲を広げてほしいとの要望があった。そこで小学生から高校生までを対象とした講座を開催することを目標とした。

具体的なプロジェクト内容としては、昨年度は比較的年齢の低い小学生を対象としたので、クリスマスにちなんだオブジェ作り講座を開催したが、今年度は高校生までを対象としたので、幅広い年齢で学べる・楽しめる講座として「練り香水作り講座」を企画した。若い世代や親子が楽しめる体験型イベントを考えた際、「香り」という普遍的なテーマに注目し、この企画を考えたものである。対象年齢は小学生から高校生までで、12月7日(土)、12月28日(土)の2回の開催とした。

当プロジェクトでは、実際の講座を開くに当たっての経費計算も全てプロジェクト側(参加学生)に任されており、イベント参加の受講料(500円)ちょうどになるように材料の選定を行った。また、その選定した材料でうまく組み立てることができるか、時間内に完成するかなど、材料を集めて何度も試行錯誤を重ねた。

イベント開催の約1ヶ月前に受付開始となったが、ありがたいことに数日で予約が満杯となった。開催当日は各回10組ずつ(兄弟や保護者を含めて約20人)が参加し、ご家族とともに講座を受けてくださった。講座では本プロジェクトの受講生が講師となって、作り方を説明し、参加者の皆さんは練り香水作りに取り組んだ。練り香水の作成だけでなく、作成しながら「香り」に関するクイズを受けたり、完成した容器にデコレーションを施したりして、参加者の皆さんはご家族とともに楽しく時間を過ごしていただいた。参加者からは好評な意見をいただき、今後もこのイベントを続けてほしいという意見が複数寄せられた。

⑤プロジェクトの成果

 当初目的の「本学と連携先(アルカスホール)が互いの特徴を活かしながら、新しい事業を生み出し(創り)、本学が所在する寝屋川市の社会教育の向上に寄与する」ことが達成された。プロジェクト側としては、参加学生は社会教育の重要性、大学が地元地域に貢献すること、自分たちのアイデアを実際の事業として結実すること、企画・運営・連絡報告の重要性などを学ぶことができた。

⑥その他(“参加学生の声”等)

本プロジェクトは2022年度から継続で、今年度が3年目となる。2022年度はアルカスホールが優れた音楽ホールであるという特性を活かし、音楽イベントを開催したが、2023年度はキッズイベントに変更し、2024年度は「キッズ」の年齢層を広げたことになる。

参加学生は当初から「キッズ」の年齢層を広げるという考えのもとに講座内容に工夫を凝らして、実施にたどり着いた。そこで目標としていたことは①アルカスホールを利用する市民の皆さんに喜んでもらえるよう、②大学が地域の皆さんと協力して地域の発展に結びつくよう、アイデアをこらして活動するということである。

参加学生からは、①地域連携の重要性、②広報活動の工夫が集客に影響すること、③チームでの意見調節の大切さ、を学んだという意見を得られた。また、身についたこととしては①課題解決力、②責任感、③臨機応変な対応力、今後の課題としては①集客力の向上、②進行の効率化、③地域との連携の強化、という意見も得られた。

最後になったが、本プロジェクトに協力してくださった寝屋川市地域交流センター「アルカスホール」の皆様、イベントに参加してくださった児童、学生、ご家族の皆様に感謝申し上げる。

講座風景

「香り」に関するクイズ

完成したオリジナル練り香水

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