国際学部
【国際学部】授業紹介No.15「韓国語Ⅱa」
英語に加えて多彩な地域の言語を学ぶ、国際学部の授業を紹介するシリーズ投稿です。
今回は2年次の教養科目「韓国語Ⅱa」(担当:森 類臣先生)を取材しました!
授業概要(シラバスより一部引用):
「韓国語Ⅰ」で養成した基礎力を踏まえたうえで、ハングル能力検定5級もしくは韓国語能力試験(TOPIK)1級合格水準に達する実力をつける。この授業では、文法や読解などを中心とした総合的な内容を扱う。語学としての韓国語の学習はもちろんだが、教科書の内容に関連する文化的な背景もできる限り紹介するようにする。
授業紹介:
この授業では、教科書『チュクチュク チャラネ ぐんぐん伸びる韓国語 初級』(朴恩珠・森類臣・権世美著、白帝社、2022年)に沿って授業を進めています。この教科書は、主人公のリエが韓国に旅行するというシチュエーションで物語が進んでいきます。本授業の履修生は、リエの旅程をたどりながら、基礎的な単語や文法、表現を学び、さらに授業内での応用(日本語訳・韓国語での作文など)を通して知識を確実にしていきます。
さらに、本授業では教科書本文の暗唱を行います。学生は大体において最初は「私にできるのだろうか」と不安に思うのですが、本文は短いので覚えやすく、思ったよりも早く暗唱できます。最終的には、日本語訳からすばやく韓国語の文章が出てくる状態にまで持っていきます。暗唱の効果は非常に大きいです。暗唱した文章を基本にすれば、少し単語を変えるだけで文章が作れるようになるからです。
また、基礎がある程度しっかりした学生で、更なるステップアップを図りたいという学生にはディクテーションの練習を薦めています。
なお、担当教員(森)は韓国留学経験があり、専門領域も現代韓国社会や日韓関係のため、年に何度も(諸条件が許す限り)韓国を訪問しています。本授業は語学の授業ではありますが、時々、教員の経験と近年の継続的な調査に基づいた生きた韓国情報を伝えるようにしています。学生が韓国語はもちろんのこと、韓国自体に対する関心をもっと持ってくれれば幸いです。