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お知らせ

英語に加えて多彩な地域の言語を学ぶ、国際学部の授業を紹介するシリーズ投稿です。
今回は3年次の地域言語科目(英語)「Filmmaking」(担当:辰已 知広先生)を取材しました!

授業概要(シラバスより一部引用):
本授業では、動画制作の手法を学びながら、クラスメイトと協力して英語による短編映画の制作に取り組む。英語で台本を読み・書き、セリフを話し・聞くというプロセスを通じて、英語の4技能を総合的に高めることを到達目標とする。
受講生は、ドラマ作品またはオリジナルストーリーを自ら選定し、ストーリーラインの作成、台本の執筆(必要に応じて日本語で作成後に英訳)を行ったうえで、配役を決定し、撮影・編集作業へと進む。
授業の最終日には、完成した作品の上映会を実施する。

授業紹介:
本授業ではまず、映像制作における技術的な基礎を学ぶことから始めました。映画を1本制作するために必要な知識として、撮影用カメラ、シナリオ執筆における約束事、撮影技法、演技指導、ロケーション選定(ロケハン)、編集方法などを扱い、初めての撮影でも完成度の高い映像を目指せるよう指導しました。

次に、学生は6〜7人程度のチームを組み、役割分担を決めたうえで、約2か月をかけて1本の短編映画を制作しました。最初の1か月で、全セリフ英語によるシナリオを完成させ、その後、撮影場所や衣装の検討に入りました。撮影の自由度を高く設定したことで、すべてを学内で撮影するチームもあれば、キャンパスを飛び出して街中や住宅内、大阪のランドマークで撮影を行うチームもありました。編集作業では、Apple® iMovie やMicrosoft® Clipchampなどのソフトを活用し、冒頭のエスタブリッシングショット(*1)から本編、そしてエンドロールに至るまで、完成度の高い作品を目指して取り組みました。

授業の最終日には、全チームによる上映会を実施しました。各チームの作品はそれぞれに個性があり、多様で見応えのある内容となりました。映画制作には、何よりもチームワークが求められます。仲間とアイデアを出し合い、自分の役割を理解して行動するこの共同作業は、本学部のなかでも特に実践的かつユニークな経験となったはずです。学生たちは、作品の完成と上映を通じて、達成感に満ちた表情を見せてくれました。

*1 映像作品におけるシーンの冒頭で使用される、場所や状況を視聴者に示すためのショット

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