本文へ移動

お知らせ

国際学部の「文化演習」(Curtis Chu先生担当、以下ゼミ)の学生たちは、今年の摂大祭でゼミでの学びの成果を発表しました。学生たちは二つのグループに分かれ、二つの研究プロジェクト「ソウルフード」と「異文化の人々の愛情表現」の調査結果について発表を行いました。

最初の「ソウルフード」調査プロジェクトは、関西圏の外国料理店訪問を通じて実施したものです。学生たちはまず各店で食事を楽しみ、その後店主へのインタビューを通じて「店主にとってのソウルフードとは何か」を探求しました。フィリピン、インドネシア、ベトナム、タイ、ペルー、アメリカ出身の方々からデータを収集しつつ、学生たちはそれらの国々の料理を味わいながら、ゼミの仲間と共に学びを深めたことを来場者に話しました。

第二のプロジェクトである「愛情表現調査」は、第一のプロジェクトと並行して実施したものです。学生たちは外国料理店の経営者である外国人や、大阪万博で働く外国人へのインタビューを行いました。異なる文化を持つ人々が周囲の人々に愛情を表現する方法が、様々であることを学び、文化を超えて人々が他者への愛情や思いやりを表現する方法について、異文化理解を深めた成果を発表しました。

これらのプロジェクトを通じて、学生たちは分断された社会に橋をかけ、日本に暮らす外国人についてより深く学び、異文化共生を促進することを目指しています。そして、日本で暮らす誰もがそうであるように、外国人もまた周囲の人々に愛情や思いやりを表し、ソウルフードを食べるときに個人的な物語や思い出に慰めを感じていることを再発見しています。

お知らせ一覧へ