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【PBLプロジェクト/2025年度の振り返り】中学生の学習・生活支援ボランティア
①プロジェクト名:中学生の学習・生活支援ボランティア
②指導教員:加野 佑弥(全学教育機構)
③主な連携先/協力先:特定非営利活動法人 はっちぽっち
④活動内容:貧困など、困難な状況にある家庭の子どもたちに対する学習支援・生活支援を行うボランティア活動を6月〜1月にかけて実施した。学生たちは連携先のスタッフの一員として、子どもたちにとっての“お兄さん”、“お姉さん”となれるよう、子どもたちへの学習支援をしながら、他愛もない会話から困り事などを聞き取る生活支援を行った。また、ボランティアに先立っての事前学習、ボランティア期間中に月1回程度のふりかえりを実施した。
⑤プロジェクトの成果:学生たちは事前学習(座学)によって、ボランティアの心構え(ボランティアをされる人・する人の“対等な関係づくり”)を理解することができた。さらに、困難な状況にある子どもたちへの学習・生活支援がなぜ必要となるのかについて、連携先様の講義を通してその社会的背景とその重要性についてより深く理解することができた。
このような事前学習を実施した上でボランティアを行ったことにより、“対等な関係づくり”の難しさと困難な状況にある子どもたちへの学習・生活支援の必要性を全身で体感した。またそこで経験したこと、感じたことを丁寧に振り返る座学(ふりかえり会)によって、学習支援・生活支援の場がどうあるべきか、子どもたちとの関係の作り方はどうすればいいのかといった“メタ認知”や、「かわいそう」や「色眼鏡」を乗り越えるためにはどうすればいいのかといった“社会学的想像力”を育むことができた。
以上のような1年間のプロジェクトを通じて、学生たちは自分の言葉で自身の経験したことを語り、悩んだことなどを振り返り、対等な関係性を築く力を身につけることができた。さらに、学習支援・生活支援ボランティアの持つ社会的価値について自分自身の経験に紐づいた活きた言葉で語ることができるようになった。このことは生成AI全盛の昨今において、何物にも代え難い“本物の学修”であると考えられる。
⑥その他(“参加学生の声”等):
・「ボランティア活動をするなかでも、見かけだけでは他者の事情は分からないと感じた」、「(表面的に)見えているものが全てではないと感じた」。
・「様々な背景をもつ人々がいて、その人たちにはそれぞれ決まった接し方があるわけではない」
・「ボランティアは対等な関係であり、一方的な関係じゃない、とてもシンプルだが、ボランティアをする上で非常に大事な心掛けであると改めて痛感した」。
・「さまざまな価値観があることを知るのは重要であると、このボランティア活動を通じて学ぶことができた」
・「振り返り会では、活動当初と比較し成長した点、まだ課題であるなと考えた点などが多く浮かんだ」

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