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「水害版HUG検証会」を実施しました
本学理工学部建築学科建築防災研究室は6月27日、関西初の試みである『水害を対象とした避難所訓練HUG※(以下、HUG)』の検証会を寝屋川キャンパスで実施しました。
『HUG』とは、大地震時における避難所運営を考えるための図上訓練プログラムとして、静岡県が開発した訓練方法です。今回の検証会では、静岡県が新たに開発した『水害版HUG』を関西で導入することを想定し、ゲーム形式でシミュレーションを行いました。
検証会では、『HUG』の開発者である同県西部危機管理局の倉野康彦氏をお招きし、建築学科の学生および大阪府内市町村の危機管理部署職員や医療関係者など約50人がゲームの体験などを行いました。
参加した建築防災研究室の学生は「水害時は、さまざまな被害状況が同時に起こるため、地震時に比べ避難所の運営は難しいと感じた」と感想を話してくれました。
今回の検証会は、関西地区における水害対策の必要性などを再確認した貴重な機会となりました。倉野氏より説明された「避難所訓練HUG体験会の運営のポイント」を学んだ自治体職員の方々が、各地域で水害対策や地震対策の訓練の1つとして活用することが期待されます。
※HUGとは、hinanzyo(避難所) unei(運営) game(ゲーム)の略