経営学部
【経営学部】中学生に向けて学部生10名がサイバー防犯教室を実施
6月22日から3週間にわたり、学部生10名(3年次7名、2年次3名)が門真はすはな中学校(生徒:376名)においてサイバー防犯教室を開催しました。
近年、中学生がSNSトラブルに巻き込まれるリスクが高まっています。そこで、本活動では、知識を教えるだけでなく、生徒同士が意見を交わす参加型の授業を設計しました。生徒がSNSのトラブルについて考え、SNSリテラシーの意識を養うきっかけとなりました。具体的な内容は、以下の通りです。
【1年生:SNSにおける文字によるコミュニケーション】
1年生は、本格的にSNSを利用し始める年齢です。SNSの初心者であるため、投稿した文章や写真が誤解を生んだり、犯罪に巻き込まれる危険性が高いです。
そこで、知らない人とつながる危険性や肖像権の侵害、ゲーム課金のトラブルなどについての事例を説明する漫画を通して理解しました。そして、SNSを安全に使うために、SNS上で起きたトラブルの原因を探すグループワークを行い、トラブルの原因と予防策を考えました。
1年生は普段のSNSの利用を振り返って、「絵文字を付けずにメッセージを送信したら仲が悪くなった理由が分かった」「写真や今何をしているかの投稿でどこの中学生だとばれているのが怖い」「ゲームのアカウントを教えてしまうと勝手に課金されてしまい取り消しができない」などSNSの危険性を認識した感想がありました。
SNS上では、軽い世間話やゲームの情報からでも個人の特定が可能であることを知り、1年生が警戒心を強めたのが見て取れました。授業を受けた生徒たちは、実際に起きた事例を知ったことで、自分にも起こりうるものとして、SNSで起きるトラブルを予防する方法を学んだと思います。
【2年生:SNSで情報が特定される原因】
2年生は、SNSの使い方に慣れてきて、利用する頻度が増えている時期です。SNSは、気づかないうちに個人情報が流出してしまい、個人の特定につながってしまうトラブルがあります。
そこで、写真による個人情報の流出、著作権に関するトラブルについて学びました。事例の漫画を通してグループワークを行い、投稿したときに起きたトラブルについて話し合い、SNSで投稿しても良い内容について考えました。
授業を受けた2年生は、「写真や動画には、個人情報が載っていないので安全だと思っていても予想外のところから特定されることが分かった」「自分の好きなものを他者に共有したいと思っても、作った人に確認をする必要があると分かった」など写真から伝わる情報について考え直したという声がありました。
SNSは自分の気持ちを簡単に共有でき、便利である反面、危険も潜んでいます。この授業を通して、個人情報や他者の権利を侵害するものが紛れ込みやすいという特性を学んだことで、投稿前に一度立ち止まって確認し、安全にSNSを利用できると思います。
【3年生:投稿するときの注意点】
3年生は、中学生活最後の思い出を共有したい時期です。SNS上での公開は、不特定多数の人に見られるため、気を付けて投稿する必要があります。そこで、SNSへの投稿に伴う危険性や悪ふざけによる不適切な投稿、闇バイトの手口について学びました。実際の事例から「どのような投稿がトラブルにつながるのか」「安全にSNSを利用するためには何が大切か」をグループで話し合うことで、SNSに載せてはいけない情報について学びました。
3年生は「SNSに投稿するときには個人情報や不適切な写真・動画を投稿しないことで、自分の身を守れるように気を付けたい」「投稿するときは、鍵垢にしようと思った」など、投稿を行うときの意識が変わったという感想がありました。
SNSは不特定多数の人が閲覧できることから、投稿内容によっては思わぬトラブルにつながる可能性があります。今回の授業では、事例紹介やグループワークを通して、生徒一人ひとりが投稿の影響を考え、安全にSNSを利用するための必要な心構えを学ぶことができたと思います。
【学部生の気づき】
学部生からは、「学年ごとに内容を変え、分かりやすく伝える準備が難しかった」「本番で、グループワークや発表による時間のずれを臨機応変に対応することが大変だったが、やりがいを感じた」など発表に関する意識の変化について感想がありました。学部生は、授業を受ける立場から、行う立場へと視点を変える貴重な経験となり、自分の知識を伝えることの難しさと面白さを学ぶ機会になりました。
本活動の実施にあたり、ご協力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
本活動では、以前から学部生が主体となり授業を行っています。この先、学びを深め社会の役に立てるように努めてまいります。これからの活動にも、ぜひご期待ください。
経営学部 久保研究室 3年次代表 森美優
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