本文へ移動

お知らせ

 9月7日(木)に、3年次生科目「都市環境ゼミナール」の講義の一環として、講演会および見学会を実施しました。午前開催の講演会では、大阪府都市整備部にインフラ構造物の維持管理についてご講演いただきました。午後開催の見学会では学生が5つのグループに分かれて、ジャパンパイル滋賀工場、国際航業関西事業所、鳥羽水環境保全センター、大阪モノレール支柱建設工事現場、新名神高速道路枚方工事・樟葉高架橋工事現場の各見学先の見学会に参加しました。
 講演会および見学会を通じて都市環境工学の基礎を学び、今後の進路を考える学生にとって貴重な経験になったのではないかと思われます。講演会および見学会の企画・運営にご協力いただきました皆様に、厚く御礼申し上げます。

 以下、講演会および各見学先での様子等を紹介いたします。

 午前に開催した講演会では、大阪府都市整備部の皆さまにお越しいただき、大阪府の都市基盤施設の維持管理についてご講演いただきました。大阪府が管理する道路や河川などの現状や維持管理の取り組みに加え、行政・民間・大学が連携して持続可能な維持管理を進める仕組みについて、分かりやすく説明していただきました。 また、枚方土木事務所維持保全課の業務として、道路・河川の維持修繕、水防・雪寒対応、橋梁の点検・補修など、地域のインフラを守るための具体的な仕事についても紹介していただきました。
 講演の途中では、「維持管理の課題解決」をテーマに、今後人材が減少する中での人材確保や、業務の効率化・省力化についてグループワークを実施し、学生が意見を発表しました。今回の講演やグループワークを通じて、学生はインフラ維持管理の重要性や課題、そして行政の果たす役割について理解を深めることができました。

講演会の様子

 ジャパンパイル滋賀工場の見学会では、現地に到着すると、まず、工場長より工場の概要説明を受け、工場見学を行いました。見学の途中では、卒業生の説明で品質管理試験など実際に行うなど貴重な経験をすることができました。場内は広く、今回の見学ではごく一部しか見ることができませんでしたが、ビルや高速道路を支える杭が精密に製作されていることを知り感動しました。また、見学後の質疑応答では、品質管理試験の技術的な内容、先輩方の仕事の内容、特に土木を専門とする学生の仕事などの質問がなされました。

ジャパンパイル滋賀工場見学会の様子

 国際航業関西事業所の見学会では、はじめに事業所内に展示されている測量機材などの説明を受けるとともに、国際航業の歴史や事業内容の概要を紹介いただきました。その後は、地理空間情報や建設コンサルタントに関する業務事例を説明いただきました。業務事例の紹介後には、若手技術者の方々と座談会形式で具体的な事業内容について対話する機会をいただきました。
参加した学生からは、大学で学んだ測量や、地盤、都市計画などの知識が実際の仕事や社会の課題解決にどのようにつながっているのかを知ることができた貴重な機会だった、といった感想がありました。

国際航業関西事業所見学会の様子

 京都市上下水道局 鳥羽水環境保全センターの見学会では、水処理・汚泥処理施設の運転監視・維持管理業務及び下水汚泥固形燃料化事業を実施されている月島ジェイテクノメンテサービス株式会社より、現地での説明、施設案内をしていただきました。環境保全施設として、加えて近年重視される資源・エネルギーの回収・循環拠点としての下水道の役割を理解するとともに、民間企業としての事業内容の理解、さらには公共部門と民間部門の関係・連携についての理解が深まる、良い機会であったと思います。

鳥羽水環境保全センター見学会の様子

 大阪モノレール支柱建設工事現場の見学会では、株式会社森本組が施工する「大阪モノレール支柱建設工事(荒本北工区その3)」を、学生12名で見学しました。当日は、今回の見学会に携わっていただいた社員の皆さまの自己紹介に続き、工事概要や大阪モノレール延伸事業についてご説明いただいた後、実際の施工現場を見学しました。
 現場は、近鉄けいはんな線の荒本駅付近に位置し、鉄道と阪神高速東大阪線に囲まれた限られた施工ヤードの中で、モノレールの支柱建設工事が進められています。見学では、支柱の基礎となるアーバンリング基礎について、その構造や施工方法をご説明いただきました。完成後には見ることのできない施工ヤードの状況や、実際に設置されたアーバンリング基礎を間近で見ることができ、学生にとって大変貴重な機会となりました。
 現場見学中には学生からもさまざまな質問があり、実際の施工現場を目の前にしながら、工事の特徴や施工上の工夫について理解を深めることができました。途中からあいにくの雨となりましたが、現場の皆さまに丁寧にご対応いただき、充実した見学会となりました。
 なお、今回の見学先の選定・調整にあたっては、本学科の同窓生組織である「摂南大学土木会」に多大なご協力をいただきました。ここに記して感謝申し上げます。

大阪モノレール支柱建設工事現場見学会の様子

 「新名神高速道路枚方工事および樟葉高架橋工事」は、シールド工法で施工が進められている「枚方トンネル」の西側から地上に出て淀川を渡る高架橋に至る工事で、鹿島建設により施工されています。シールドマシンの回転立坑と換気所を構築するとともに、掘割構造の道路、橋梁の下部工およびPC上部工を建設するという、多くの工種による工事です。
 見学会では、ロボットによる工事概要説明の後、工事の開始から完成までの様子や完成後の姿を、ARを用いてビジュアルに体感できる施設を見学しました。リアルなAR画像に学生からは歓声が上がっていました。続いて、隣接する工区のシールドマシンがUターンをする予定の回転立坑の現況を見学しました。関係者以外にはなかなか見ることができない山留め内を歩いて見学しました。直径が約17mのシールド刃口の大きさに学生は感嘆していました。続いて、バスに乗って樟葉高架橋工事に移動し、PC上部工の建設現場を見学しました。約30mの高さの桁の上面に上がり、高速道路の勾配や線形について解説いただきました。最後の質疑応答では、学生から工事の技術的な質問や工程に影響を及ぼす要因などのマネジメントに関する質問があり、現場の皆さんから丁寧な回答をいただきました。

新名神高速道路枚方工事・樟葉高架橋工事現場見学会の様子

この記事に関する問い合わせ先

都市環境工学科 共通準備室
TEL:072-839-9117
MAIL:c-junbi[at]civ.setsunan.ac.jp
※メールアドレスの[at]は@に変換してください。
お知らせ一覧へ