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和歌山県すさみ町、由良町と「大学のふるさと」協定を締結しました
本学と和歌山県すさみ町、由良町は10月8日、同県が推進する連携交流制度「大学のふるさと」協定を締結しました。この制度は、人口減少や少子高齢化の進行により地域活力が低下している過疎地域において、都市部の大学と連携して地域の抱える課題の解決に向けた協働活動を行い、継続的に交流する取り組みで、同県が今年8月からスタート。本制度の取り組みとしては2例目ですが、本制度のモデルとなった本学とすさみ町がこの趣旨に賛同し、由良町とともに今回の協定締結へとつながりました。
すさみ町とは2010年に包括連携協定を締結。高齢者の見守りをはじめ、地域伝統行事の継承、防災活動などを行っており、今後さらに連携を強化していく予定です。由良町とは、住民との交流として「健康づくりのサポート」や「薬草・地域特産の価値向上」のための産業振興を予定しています。
同県庁知事室で行われた調印式では、仁坂吉伸和歌山県知事立ち会いの下、岩田勉すさみ町長、畑中雅央由良町長と今井光規学長が協定書に調印しました。仁坂知事は「学生が来て町の人と交流することは大変ありがたい」と述べられました。岩田すさみ町長は「さらに防災やまちづくりについての交流を深め、わが町をキャンパスと思ってより緊密な付き合いをしていきたい」、畑中由良町長からは「学生たちが町民とふれあうことで『ふるさと』を感じていただき、『由良町』さらには『和歌山県』を好きになっていただきたい」との期待の言葉が寄せられました。今井学長は「分野・領域を超えた視野の広さと、温かい人間性が不可欠。実践の場で、人が人として生きる本来の生き方を学んでいきたい」と両町との連携についての抱負を述べました。
今後、両町の地域活性化や防災対策などの実践的な研究や活動を通して、地域課題の解決に取り組みます。