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研究・社会連携 | 研究 | 研究所・センター研究支援・社会連携センター

産官学連携・地域連携の推進による研究の充実と
地域貢献を目指して

研究支援 ・ 社会連携センター長 (理工学部生命科学科教授)尾 山 廣

大学は、教育研究を通じて真理の探究と有能な人材の輩出を行うとともに、教育研究の成果を広く社会に還元することが求められています。摂南大学は、2023年に現代社会学部を開設し文理系の9学部を有する総合大学として幅広い先端研究がなされています。また、地域社会のニーズを踏まえた「知の拠点」として、地方公共団体や企業等と連携し様々な活動に取り組んでいます。摂南大学には、このような産官学連携・地域連携を推進するための窓口として研究支援・社会連携センターが設置されています。

研究支援部門では、1外部競争的研究費の獲得に向け、応募説明会の開催やコーディネーターによる応募申請書の点検等の支援を行っています。外部競争的研究費の中で最も重要なものが文部科学省・日本学術振興会の科学研究費助成金で、摂南大学では2024年に171件(2024年4月1日現在)が採択されています。2産官学連携研究の支援、知的財産の取り扱い、企業との委託研究・共同研究や特許申請の支援を行っています。3教職員等の利益相反(教職員が産官学連携活動に伴って得る利益と教育・研究という大学における責任が衝突・相反している状況)を適切に管理し、教職員等に不利益が生じたり、トラブルに巻き込まれることがないように利益相反マネジメントを行っています。上記以外に教員の先端研究の成果を広く紹介することを目的に、シーズ集の作成や各種産学マッチングに参加しています。

地域連携部門では、地元自治体の寝屋川市、枚方市、交野市、門真市、大東市、京都府八幡市と連携協定を結び、地元の小中学生への教育支援や地域住民の方々の生涯学習に教職員と学生が協力するなどの地域貢献活動に取り組んでいます。2010年には和歌山県のすさみ町と連携協定を締結、学生の力で町の活性化を図るプロジェクトを開始し2014年には和歌山県が推進する連携交流制度「大学のふるさと」事業に基づく連携協定を同県すさみ町、由良町と締結し、学生の発想による観光産業振興策の提案などに取り組んでいます。これらの和歌山県での地域貢献活動は、総務省の令和元年度「ふるさとづくり大賞」団体表彰(総務大臣表彰)を受賞しました。

さらに、2022年度からは、本学教員が持つ総合的な学術的知見を前面に出し、「知の拠点」として地域の発展に貢献するという観点から、地域総合研究所の活動を本格化、地元自治体の寝屋川市のほか、滋賀県甲良町や京都府京田辺市からの受託研究を実施するなど、本学の地域連携活動のフィールドがさらに拡がっています。

本センターは、今後とも学生、教職員、市民等が協働して、「まちづくり」「ものづくり」「ひとづくり」を推進するための窓口として学内外の橋渡し役を務めてまいります。


研究支援・社会連携センターの概要

本センターは、本学における研究を支援・推進し、その成果を広く社会に還元することで産業社会の発展に貢献し、地域との連携による実践的教育・地域貢献等を通して、大学としての使命を果たすべく、さまざまな活動を展開しています。
本センターの主な業務は次のとおりです。

①科学研究費補助金部門

  • 科学研究費補助金を初めとする公的研究費の申請、啓発活動
  • 本学独自の研究助成制度の実施
  • 研究倫理、利益相反マネジメントの企画、立案

②共同・委託・助成等研究部門

  • 共同研究、委託研究、学術指導、助成等研究の推進および受け入れ
  • 研究成果発表会への出展
  • 研究員受け入れの支援

③法務部門

  • 契約等に関すること
  • 研究活動における不正行為の防止

④地域連携部門

  • 地域の活性化の支援
  • 公開講座などの企画運営支援
  • 企業、自治体等との産官学連携事業の推進支援
  • まちづくりへの参画など、地域との連携を活かした実践型教育の展開支援

⑤知的財産部門

  • 知的財産の手続き
  • 知的財産の手続き

【事務室】寝屋川キャンパス7号館6階

〒572-8508 大阪府寝屋川市池田中町17- 8

電話 :
072-800-1160(研究支援部門)
072-829-0385(地域連携部門)

Fax : 072-800-1161