
普及指導員に必要な農業・経済の知識や課題解決力を、座学と体験をとおして修得
農学部 食農ビジネス学科楠 菜奈さん
学業・研究
農業と経済学の両方を学べる希少な学科。
祖父母が農家を営み、両親が飲食店を経営するなど、幼いころから1次産業と3次産業が密接に関わる「6次産業」が身近にある環境で育ちました。そのため、自然と「農業系の勉強がしたい」と考えるようになり、農業高校に進学しました。
高校で農業の奥深さや社会とのつながりを学修すればするほど、今後は栽培技術だけではなく、加工・販売まで担う6次産業化の工夫が不可欠になると感じました。そこで、農業と経済の両面を専門的に学ぶことができる摂南大学の食農ビジネス学科を志望しました。
入学後は、農業、水産という1次産業に関して幅広く学んでいます。例えば、「食と農の倫理」では、「命・環境・人・社会」への影響を考えながら、今後どうあるべきか考察する視点を学び、「アグロ・エコロジー論」では、日本各地の風土と農業の関係や、日本と海外の農業の違いについて学修しました。
さらに、ミクロ経済学や統計学など経済学を基礎から学修。そのうえで、加工、流通、販売、消費というフードシステムを横断的にとらえながら、農業に関連する経済や経営、マーケティングの知識を深めています。
これらの多彩な学びをとおして、農業が社会・環境と密接に結びついていることを改めて実感しました。同時に、農業を経営やマーケティングの観点から考えるおもしろさにも気づき、本学科での学びに対する意欲がさらに高まっています。
全国で、多彩な体験学修に挑戦します。
本学科の魅力は、挑戦する意欲があればさまざまな体験学修の機会を得られる点です。私は、先生の紹介で滋賀県での援農活動や、東京で開催されたジャパン・インターナショナル・シーフードショーなどに参加しました。
援農活動では年4回、滋賀県の農家を訪問し、鹿や熊などの獣害対策に電気柵を設置したり、米の田植えや梅の収穫を手伝ったりしました。また、シーフードの国際見本市では、漁業を行う企業や食品・水産バイヤーの方のビジネス戦略を調べることができました。
そんな、農家の方との対話や各業界の最新動向の学びをとおして、生産するだけでなく、「いかに付加価値をつけて消費者に届けるか」「そのためにどのような戦略が必要か」といった幅広い視点で、農業を考えられるようになりました。
さらに、食農ビジネスを多角的にとらえることで、農業を取り巻く課題の解決策を考える力とスキルも磨かれていると感じます。
将来は、本学科で学んだ農業や経済、地域に関する知識を生かし、農家に技術や経営の助言を行う普及指導員になりたいと考えています。そして、地域の農業振興や1次産業の発展に貢献していくことが目標です。
(掲載内容は2025年11月取材時点のものです)
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