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地域を舞台に、学部・学科の垣根を越えてアクティブに学ぶ。「ソーシャル・イノベーション副専攻課程」を新設
本年度から新たな教育プログラム「ソーシャル・イノベーション副専攻課程」がスタートしました。学部・学科の垣根を越えて、7学部13学科を設置する総合大学ならではの幅広い知識・技能・態度を学修できるカリキュラムを設定。多角的な視点で地域の課題を発見し、持続可能なまちづくりに貢献できる知的専門職業人を育成することを目指しています。
副専攻課程の必修科目「地域と私」の授業として、4月16日、17日の2日間にわたり、自己や他者への理解を深めるためのプログラム「自己の探求Ⅰ」を行い、1年次145人が出席しました。グループワークが中心で、メンバーは学部の異なる初対面の相手ばかり。初めは緊張している様子でしたが、終盤には笑顔や拍手であふれ、どのグループも昔からの友人のような雰囲気を醸し出していました。
最も盛り上がったのは、断片的な情報をグループ内において口頭で共有し、一枚の地図を作り上げるグループワーク。何度も地図を書き直し、試行錯誤しながら一つのものを作り上げていく中で、個人では感じることができない難しさや楽しさを感じているようでした。学生からは「さまざまな考えに触れることができて刺激を受けた」「自分の考えと異なる意見にも耳を傾けることが大事だということが分かった」という意見が聞かれ、協力して物事を考えることの重要性を学んでいました。
今後は、「地域経済・経営」「地域政策・文化」「地域観光・防災」「地域医療」の分野について講義やグループワークで学ぶとともに、本学が「大学のふるさと協定」を締結している和歌山県由良町でのフィールドワークを実施。由良町の抱える課題を発見し、解決策の立案に取り組みます。
「コミュニケーション能力を高めたい」「人見知りを克服したい」「学外での実習に興味があった」「地域貢献に関する活動をしたかった」など、副専攻課程に興味を持つ学生の動機はさまざま。活動を通じて、参加者それぞれが思い描いた力を身につけていきます。
「ソーシャル・イノベーション副専攻課程」については、特設サイトでご案内していますので、ぜひご覧ください。
http://www.setsunan.ac.jp/social_innovation/