日本酒やパンなど、商店街とのコラボでオリジナルブランド商品を開発。
経営学部 経営学科下薗 祭里さん
学業・研究
「私の好きなモノを、もっといろんな人に知ってほしい!」
昔から少女漫画が好きだったのですが、好きな作品にあまり人気がなくて「こんなに素晴らしいのに信じられない!」と思うことがありました。一方で、SNSでバズって瞬く間に有名になる作品や人物を見ていると、魅力そのものだけでなく、プロモーションで人気を集める仕組みも重要だと感じ、マーケティングの仕組みを学びたいと考えました。ようするに、「私の好きなモノは最高だから、もっといろんな人に知ってほしい!」という想いが、経営学に興味を持ったきっかけです。
摂南大学を選んだのは、ゼミの取り組みに興味を持ったからです。下着メーカーとの共同商品開発など、パンフレットで紹介されていたキラキラした活動に目を惹かれました。また、「総合型選抜 専門学科・総合学科出身者入試」があったことも理由のひとつです。商業高校出身なので、簿記をはじめとする所持資格が評価されるのは大きなメリットでした。
失敗と成功を重ねながら、マーケティングを体験的に学ぶ。
現在は、マーケティング論のゼミに所属し、寝屋川市にあるベル大利商店街の活性化を目的に活動しています。主な活動内容は、夏祭りやハロウィンなどのイベント開催と商店街オリジナルブランド「べるぷらす」の展開です。「べるぷらす」では、商店街の店舗とコラボレーションしてオリジナルの商品開発に取り組んでいます。
昨年は、日本酒開発プロジェクトのリーダーを務めました。右も左もわからない状況の中、何度も試行錯誤しながら企画を進めていきました。ラベルやポスターのデザインを作成したほか、お酒の味や瓶のデザインも数種類の中から私たちが選びました。20歳になったばかりで日本酒をほとんど飲んだことがなかったので、いろいろ試し飲みして決めましたが、今思えば消費者目線が欠けていたと思います。自分たちの好みで選んだ甘口のお酒は、年齢層の高い商店街のお客さんたちにはあまり評判がよくありませんでした。それでも気に入って購入していただけたときにはとてもうれしかったですし、企画運営会社から声をかけていただいて参加した「大阪SAKE&FOOD EXPO 2024」で初日に完売したときには、思わず涙がこぼれました。
失敗もありましたが、集客やPOPの作り方、商品の配置など、マーケティングについて身をもって学べる貴重な機会だったと思います。今年はパン屋の「麦の大地」さんと一緒に、寝屋川市の特産品を使って「さつまいも塩パン」と「大葉明太子パン」を開発しました。2024年10月に発売予定です。前回の反省を生かして、今回は商店街のお客さんにアンケート調査を行ってニーズを探ったうえで開発しました。
その他にも、女子学生広報プロジェクトの「摂南ガールズプレス(SGP)」の部長としての活動や、PBLプロジェクトでの宮古島のマングローブ林への訪問、「IT基礎力強化プログラム」への参加など、摂南大学に来ていろいろなことを体験できています。わからないといえば、わかるまで付きっきりで教えてくださる先生ばかりですし、学生のやりたいを叶えるよう協力してくださる職員さんばかり。こんな大学は、なかなか無いんじゃないでしょうか。ぜひ一緒に、自分の「好き」を形にしましょう♩
参考ページ
(掲載内容は2024年9月取材時点のものです)
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