京都・大阪・和歌山で、200時間超の地域活動に取り組む。
現代社会学部 現代社会学科大橋 美優さん
学業・研究
「FAL」を中心に、自分だけの「学び」をデザイン。
小学生の頃から、毎週のように祖父母の家がある京都の京丹後市を訪れていました。祖父母が好きだったのはもちろん、自然豊かで時間がゆっくりと流れている環境も大好きでした。「この場所を、そのまま残せたらいいな」と考えていたので、地域への興味は当時からあったのかもしれません。
摂南大学の現代社会学部を選んだのは、自分で「学び」をデザインできるという点に大きな魅力を感じたからです。多角的な視点から自分の興味・関心に合わせて学べるカリキュラムは、まだ将来に漠然としたイメージしかもっていなかった自分にとって理想的でした。
1年次で地域福祉の魅力に気づいた私は、学部の特色でもある「FAL(フィールド型アクティブ・ラーニング)演習」にさらに積極的に取り組めるように、2年次の時間割を組み立てました。学内外での活動は本当に楽しく魅力的で、単位認定に必要な時間を大きく超えて200時間以上活動してしまいました(笑)。「地域の担い手として大学生にできることを考え、実践する」をテーマに、「とにかく実践力を身につけよう」と京都、大阪、和歌山のさまざまな地域課題に取り組んでいます。
「みんなで生きづらさを解消していく福祉」から得た気づき。
ここまで熱心に取り組むようになったのは、「地域福祉論」の授業で、福祉に対するイメージを塗り替えられたことも大きいです。それまでは高齢者や障がいのある方を支援するためのものという固いイメージがあったのですが、授業の中で「みんなで生きづらさを解消しながら、みんなが暮らしやすい、しあわせな世の中をつくっていくのが福祉」という先生の言葉を聞いてハッとしたんです。私自身も、生きづらさを感じていた時期に、自分らしくいられる場所に救われたという経験があったので、同じように「一人ひとりが自分らしく生きていける居場所を地域につくりたい」と考えるようになりました。その先生にはFALでもお世話になっており、人生を変える出会いだったと感じています。
これまでの活動をとおして、それぞれの地域に適した関わり方が必要であることを学びました。たとえば京都府八幡市では、福祉系ボランティア団体の活動を周知するため、YouTubeチャンネルに投稿する動画の撮影・編集を行いました。ほかにも、子ども向けイベントの企画や高齢者向けのスマホ相談会など、大学生ならではの「得意」を活用することで、地域の助けになれたのではないかと感じています。経験はまだ浅いですが、活動をとおして関わった方々に喜んでいただき、やりがいを感じました。
これからも目の前の人・地域のために、今の自分に何ができるのかを考えながら、より深く地域と関わっていきたいと考えています。地域福祉に限らず、摂南大学現代社会学部は、学生一人ひとりの「やりたい」を突き詰めていける環境が整っている場所だと思います。みなさんもぜひ、自分だけの学びを見つけてください。
(掲載内容は2024年9月取材時点のものです)
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